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2017年8月17日更新

琉球薬膳料理研究家の宮國由紀江さんが教えてくれる薬膳レシピ「レーズンペースト」

気・血・水のバランス整え心身快調に 薬膳でメンテ[53]
冷え性|毎日食べて冷え改善!「レーズンペースト」

 Dさん 女性(20代)

「冷えから頭痛、月経不順」

【症例】
学生のころから冷えがひどい。いつも足が冷たく、少しでも冷えると頭痛をひきおこし、体調を崩してしまう。月経不順でも悩んでいる。体力がなく、忙しく活動すると、翌日はグッタリする。食欲にむらがあり、基本的にはあまり食欲がない。


気と血を補い温める


中医学では、冷えは万病のもとと捉えます。病気ではありませんが、頭痛や肩こりなどの辛い症状を伴うことや、免疫力の低下にもつながるといわれ、冷え性の改善はとても大切だと考えられています。また、中医学では、冷え性にはさまざまなタイプがあることから、どのような症状で何が原因かを考えて体質改善を行います。
原因の一つに、血の流れが滞る「於血」や、体を温める気や血の不足があります。これらは、すべて体を健康に保つ「気・血・水」のバランスの崩れからおきます。冷え性を改善することは、体調そのものを整えていくことにもつながります。


月経、出産時は冷えやすい

今回の相談者は、顔色が悪く、あまり食欲がない。月経が常に遅れがちで、経血の量が少ない。体力もなく、すぐ疲れやすいことから「気血不足」による冷えと判断しました。このタイプは、一般的に最も多いタイプです。手先が冷たい、顔色が悪い、息切れ、食欲不振、下痢、月経不順、などの症状が見られるのが特徴です。
こうした症状は、体の働きを担うエネルギーである「気」と、全身を巡って栄養を届ける「血」が不足することで、おこります。
気は血と一緒に流出してしまうので、月経や出産時などは特に冷えやすくなります。若い女性にも多く見られる症状です。月経のときは、なるべく体を冷やさないようにすること、気と血を補う食材、体を温める食材を取ること、また、気血を生む源は胃腸なので、胃腸の調子を整えることも大事だと説明しました。
相談者は、体を温める食材を中心に、気と血を補う食事療法を3カ月ほど徹底的に頑張った結果、指先の冷えが少しずつ改善し、月経不順も改善しました。食事以外に、リンパのマッサージや鍼灸などを併用することで、早く改善が見られました。
夏は冷房や冷たいものを食べることで体を冷やしがちな季節です。夏のうちに改善できないと、おなかが冷えてしまい、秋、冬の冷え性につながります。夏こそ、温めることを意識して、冷え予防にショウガやコショウなどの薬味を取るといいでしょう。冷えによる偏頭痛など症状が進んでいる場合は、体を末端まで温めるシナモンが効果的です。




気を補うブドウ
体温めるシナモン、黒糖

レーズンペースト
[毎日食べて冷え改善!]

 

●材料(2人分)
レーズン(干しブドウ) 200g
赤ワイン 100g
粉黒糖 100g
シナモン 大さじ1
 
●作り方 
1. ワインとレーズンをボウルに入れ、レーズンをふやかす。
2. 1をミキサーにかけペーストにする
3. 2を鍋に入れ加熱し、沸騰させる。
4. 3に黒糖を入れ弱火で煮込にで黒糖を溶かし、シナモンを入れ混ぜ、ひと煮立ちさせ出来上り。
※冷蔵で3週間保存が可能。


食材の効果レシピから

ブドウ 気を補う、肝の機能を養う、腎を補う
赤ワイン 陽を補う
黒糖 消化機能を補強する、温めて冷えを取り除く
シナモン 体の末端まで温める

 

お勧めの食材

気を補う
うるち米・ヤマイモ・サツマイモ・ジャガイモなど、イモ類や穀類全般

血を補う
豚レバー・アサリ・ホウレンソウ・プルーン・黒豆など

体を温める
黒砂糖、シナモン、シソ、ショウガ、ネギ、ヨモギ、コショウ、トウガラシなど


<過去の薬膳レシピ>




[文]
宮國由紀江(みやぐに・ゆきえ)
「薬膳龍花」主宰。国際中医薬膳講師、栄養士。沖縄の食材を使った琉球薬膳料理を研究している。
http://www.y-ryuka.com/​

編集/栄野川里奈子
『週刊ほーむぷらざ』薬膳でメンテ・第1570号 2017年8月17日掲載
[薬膳・冷え性]

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