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2017年2月16日更新

目の疲れ対策に「豚レバー薬膳スープ」|薬膳レシピ

琉球薬膳料理研究家の宮國由紀江さんが教えてくれる薬膳レシピ
[腎を丈夫にするヤマイモ 目の疲れに豚レバー]

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肝と腎を強化

目に良い薬膳スープ

[腎を丈夫にするヤマイモ 目の疲れに豚レバー]

 

●材料(2人分)
豚レバー 160g
ヤマイモ 100g
ゆず皮 適量
かつおだし 600ml
お好み

●作り方 
1. 鍋にだし汁を沸騰させ、食べやすい大きさにカットした豚レバーを入れて煮込む。
2. 皮をむき、3センチ~4センチに(食べやすい大きさ)にカットしたヤマイモを1の鍋に入れ、約20分火にかける。
3. 食材の火の通りを確認し、塩で味を調える。ゆず皮をスライスして加え、ひと煮立ちさせできあがり。


食材の効果

豚レバー 血を補い、目の疲れに良い
ヤマイモ 体を潤し、腎を丈夫にする
  ※ヤマイモは、炊いて冷凍保存しておくと便利。

 

目の疲れ
体の注意信号! 早めに対策を

パソコンや携帯電話でのメール、テレビ、ゲームなど、気付かないうちに目を使ってしまいがち。眼精疲労を放っておくと血液の循環が悪くなって首・肩こり・頭痛や吐き気などの症状につながることもあります。
つい見逃してしまいがちですが眼精疲労は、生活習慣病の一つです。目の網膜には、物の形や明暗、色彩などの情報を受け取るたくさんの感覚細胞があり、人間がキャッチする情報の約8割以上が目で収集しているといわれるほど、大きな役割を果たしてます。


目と肝臓に深い関連

中医学には、「肝(肝臓)は目に穴を開く」という言葉があり、目と肝が密接な関係があることを指しています。肝は目の栄養源となる血液の貯蔵庫で、ストレスや過労などの影響を受けやすいのが特徴です。中医学では目の疲れは「肝の失調」と考えられています。
読書やパソコンなどで目を使うと目の栄養分である血液が消耗されますが、不規則な食生活や過労などによって肝の機能が低下すると、さらに必要な栄養が行きわたらなくなります。目の疲れやすいタイプには、「肝血虚」と「肝腎陰虚」があります。
「肝血虚」タイプは、携帯やパソコンなどを使う機会が多い若い人に多く見られるのが特徴です。これと対照に、中高年者に多く見られるのが、肝だけでなく腎機能も低下した「肝腎陰虚」タイプ。
改善方法はタイプによって違ってきますが、どちらも「肝」と「腎」の両方を養って強化する必要があります。春は、特に目にさまざまな症状が出やすくなる季節です。自分がどのタイプか、体質や症状をしっかりチェックして目の健康を守りましょう!!


肝血虚
ストレスや心身の疲労、胃腸障害、虚弱体質、不摂生な食生活やダイエットなどが原因
症状
目のかすみや乾燥・顔色が悪く貧血ぎみ・月経の血の量が少ない・めまい・手足のしびれ・筋肉にひきつり・こむらがえり
お勧めの食材
豚レバー・アサリ・牡蠣・ホウレンソウ・アーモンド・プルーン・レーズンなど

肝腎陰虚
加齢に伴う老化や心身の疲労、ストレス、慢性病が原因で肝と腎の陰液(体液)ともに消耗してしまったタイプ。特に中高年に多く見られる
症状
目の痛みや疲れ・目の充血やかゆみ・視力低下・めまい・手足のほてり・口の渇き・のぼせ・足腰のだるさ・寝汗・不眠など
お勧めの食材
クコの実・ヤマイモ・豚の腎臓・キクラゲなど

 

<過去の薬膳レシピ>

 



[文]
宮國由紀江(みやぐに・ゆきえ)
「薬膳龍花」主宰。国際中医薬膳講師、栄養士。沖縄の食材を使った琉球薬膳料理を研究している。
http://www.y-ryuka.com/​


マイライフ|funokinawa


編集/栄野川里奈子
『週刊ほーむぷらざ』薬膳でメンテ・第1544号 2017年2月16日掲載
[薬膳・ヘルスケア・目の疲れ・肝臓を丈夫に]

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