ワインを贈るなら？

シチュエーションで選ぶ

ワインがお好きな方にワインを贈る場合、「好みに合う味わいのもの」をと考えがちですが、その方の好みを細かくリサーチしていなければならず、難易度は高いものです。

そこで提案したいのが、贈る際の「シチュエーション」で選ぶということ。「誕生日」なら華やかさを演出するシャンパーニュ、「昇格祝い」ならワイン評論家や愛好家からの評価をめきめきと上げている昇り龍のようなワイン、「結婚記念日」ならご結婚された年と同じビンテージなど、贈る意図やメッセージが込められるワインを選ぶと良いですね。

ではビジネスシーンの歓送迎に重宝する銘柄をご紹介します。まずは「シャトー・ベイシュヴェル」。本場フランス・ボルドー地区の名門ワイナリーで、エチケット（ワインのラベル）に描かれた「帆船」がトレードマーク。1万5千円前後と高価ですが、大海原へ航海に出るように新事業に挑戦する上司にぴったりです。同じ帆船でも、「グラン・バトー」なら1850円で部下や同僚への気軽なプレゼントに。ニュージーランドの「アタ・ランギ」は「新しい始まり」を意味し、独立される方に。「銀の翼」を意味する偉大な白ワイン「エール・ダルジャン」も、さびることのない翼で高く羽ばたいてとの願いを込めて贈ると素敵です。

本コラムも最終稿。ワインが、皆さまの生活に豊かな彩りを添えてくれますように！

 

今月のオススメ！

「グラン・バトー ボルドー・ブラン」
白・辛口／フランス／1850円／格付け4級の名門シャトー・ベイシュヴェルの伝統の技を受け継いだワイン。芳醇で厚みのある味わいが魅力／真鯛のポワレなど温かい魚料理と



「クリムゾン・ピノ・ノワール」
赤・ミディアムボディ／ニュージーランド／4200円／ワイナリー名は新しい始まり、夜明けの空を意味する「アタ・ランギ」。洗練されたピノ・ノワールで世界的評価を確立／鴨肉のソテーなど鶏肉料理と



INFORMATION
歓送迎会の贈り物にぴったりなワインを多数ご用意！ 世界中にファンが多い品種「ピノ・ノワール」を特集したフェアも開催中


＜3月のオススメ！ワイン＞
「グラン・バトー ボルドー・ブラン」、「クリムゾン・ピノ・ノワール」

＜2月のオススメ！ワイン＞
「ブラン・ド・ノワール アイス・ワイン」、「シャトー・ルーミュー・ラコスト」

＜1月のオススメ！日本酒＞
「永田農法純米酒」、「金鶴拓（ひらく）純米酒」

＜12月のオススメ！ワイン＞
「ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェーズヴィオ・ビアンコ」、「パイパー・エイドシックエッセンシエル・キュヴェブリュット」

＜11月のオススメ！ワイン＞
「勝沼ブラン」、「穂坂マスカット・ベーリーA樽熟成」

＜10月のオススメ！ワイン＞
「アルダレス・アイレン」、「モルゴン サン・スフル／マルセル・ラピエール」

＜９月のオススメ！ワイン＞
「キュヴェ・ギョタク／ドメーヌ・ミットナット・フレール」、「ステーキ・ハウス／ハウス・ワイン・ワイナリー」

＜８月のオススメ！日本酒＞
「獺祭（だっさい） 純米大吟醸 磨き50 発泡にごり酒スパークリング」、「獺祭 純米大吟醸 磨き２割３分」

＜７月のオススメ！ワイン＞
「ガタオヴィーニョ・ヴェルデ」、「コンチェルトランブルスコ・レッジアーノ・セッコ」

＜６月のオススメ！ワイン＞
「甲州ドライ」、「ダイヤモンド・コレクションクラレット」

＜５月のオススメ！ワイン＞
「ソアーヴェ・クラッシコ」、「ジュヴレ・シャンベルタン」

＜４月のオススメ！ワイン＞
「パランガ・ホワイト」、「シャトー・ミュザール レッド」



［文］小湾 喜智
ワイン専門店「コート・ドール」ソムリエ

『週刊ほーむぷらざ』気軽にワイン＜12＞
第1599号　2018年3月15日掲載