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2017年9月21日更新
料理とどう組み合わせる?|「同調」がキーワード
【fun okinawa・気軽にワインvol.06】
ワイン専門店「コート・ドール」ソムリエの小湾喜智さんがワインについてお話しします。
「同調」がキーワード
料理とどう組み合わせる?
ワインは基本的にはお好きな料理と自由にたのしめば良いのですが、ポイントを押さえれば双方をより引き立てることができます。
一つは「味わいの濃度を合わせる」こと。軽い味わいの料理には爽やかで軽快なワイン、濃い料理にはコクが強く重厚なワインを合わせることで双方の濃さが拮抗し、どちらもしっかりたのしめます。二つ目は「産地を合わせる」。国だけでなく地方まで合わせれば、より相性はアップ。現地に思いをはせつつ食事をするという意味でも、食卓に花を添えることができます。
三つ目は「品格を合わせる」。簡単に言えば、家庭料理には気軽なデイリーワインで十分ということ。逆もまたしかり。シチュエーションを考慮するということでもあります。
その上で「同調」するポイントがあれば、相性はさらに良くなります。例えば「香り」。レモンを搾る白身魚のカルパッチョには柑橘の香りと酸味がありますから、ワインも柑橘類の香りと爽やかな酸味の白ワイン。「味わい」でいえば、濃厚なコクとうまみのあるデミグラスソースのハンバーグには、同じく濃厚なコクを持つ赤ワイン。「色」なら鮮やかな色合いのサーモンマリネにロゼワイン、「触感」ならサクサクした串揚げに発泡性のあるスパークリングワインを合わせるのも◎。いろいろな組み合わせをお試しください。
今月のオススメ!
「キュヴェ・ギョタク/ドメーヌ・ミットナット・フレール」
白・辛口/フランス/3200円/「すしに合うワイン」がコンセプトのユニークな1本。爽やかな柑橘類の香りに、きれいな酸味とふくよかな果実味が魅力
「ステーキ・ハウス/ハウス・ワイン・ワイナリー」
赤・フルボディ/アメリカ/2450円/ブラックカラント、スミレ、バニラとリコリス(甘草)のアロマ。ソフトでよく熟したフルボディのリッチな味わい。名前通り牛ステーキと楽しみたい1本
INFORMATION
日本人がカリフォルニアで造るワイン「Ch.イガイタカハ」フェア、2017年10月1日「日本酒の日」に合わせ日本酒フェアを開催中
<1月のオススメ!日本酒>
「ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェーズヴィオ・ビアンコ」、「パイパー・エイドシックエッセンシエル・キュヴェブリュット」
<12月のオススメ!ワイン>
「ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェーズヴィオ・ビアンコ」、「パイパー・エイドシックエッセンシエル・キュヴェブリュット」
<11月のオススメ!ワイン>
「勝沼ブラン」、「穂坂マスカット・ベーリーA樽熟成」
<10月のオススメ!ワイン>
「アルダレス・アイレン」、「モルゴン サン・スフル/マルセル・ラピエール」
<9月のオススメ!ワイン>
「キュヴェ・ギョタク/ドメーヌ・ミットナット・フレール」、「ステーキ・ハウス/ハウス・ワイン・ワイナリー」
<8月のオススメ!日本酒>
「獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き50 発泡にごり酒スパークリング」、「獺祭 純米大吟醸 磨き2割3分」
<7月のオススメ!ワイン>
「ガタオヴィーニョ・ヴェルデ」、「コンチェルトランブルスコ・レッジアーノ・セッコ」
<6月のオススメ!ワイン>
「甲州ドライ」、「ダイヤモンド・コレクションクラレット」
<5月のオススメ!ワイン>
「ソアーヴェ・クラッシコ」、「ジュヴレ・シャンベルタン」
<4月のオススメ!ワイン>
「パランガ・ホワイト」、「シャトー・ミュザール レッド」
[文]小湾 喜智
ワイン専門店「コート・ドール」ソムリエ
ワイン専門店「コート・ドール」 | |
http://cotedor-okinawa.net/ | |
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『週刊ほーむぷらざ』気軽にワイン<6>
第1575号 2017年9月21日掲載