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2019年11月14日更新

【教育改革】大学入試はどうなる?

[変わる!教育 vol.20]ここまでお伝えしてきた「2020年教育改革」ですが、それに伴って変更になる入試制度についてお伝えしていきます。今回は、大学入試制度です。

A.問題量が増え記述式解答も 

思考、判断力を問われる

「センター試験」が、次回1月(今の高校3年生まで)で終了し、新しい「共通テスト」に変わります。「センター試験」から「共通テスト」で何が変わるかを簡単にまとめますと、
 
①「知識・技能」の評価はこれまで通り行いつつ、「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するようになります。

②教科/科目は現行通りとなります。

③現代文と数Iに記述式回答が導入されます。

④将来的に、CBT(コンピュータ ベースド テスティング。パソコンで設問を読み回答を入力するペーパレス方式)になる予定です。


解答時間が不足!?

実は今年、大学入試センターより「共通テストはこうなります」という予告の意味を含めて「共通テスト試行問題」というトライアルが発表されました。

その問題を実際に解いてみたのですが、まず問題量が多くて時間が足りません! 英語は発音アクセントなどすぐに解ける問題がなくなり、リーディングが増加。何より設問が英語なので設問意図をつかむのに時間がかかります!

数学もひたすら計算をする問題ではなく、資料を読み取らないといけない問題が出てくるため、慣れないと時間が足りなくなると思います。

また、回答方式はこれまで通りのマークシート式が中心となりますが、一つを選ぶのではなく「すべて選びなさい」という問題が出てきたりします。

質問の意図を正確につかみ、思考し判断する力が本当に備わっていないと時間内に解くことが難しくなっていますので、十分に慣れることが必要だと思います。


パソコンで解答

保護者のみなさまは、WEB上でアンケートに回答したことはありますか? CBT方式は、そのような回答方式だと言われています。タブレットではなくパソコンで、とも言われています。

どうなるかはまだ分からないのですが、一つ言えることは「キーボード入力」に慣れておいた方がいいということでしょうか。

今の子どもたちはケータイ・タブレットの文字入力はめっぽう早いですが、キーボードには実はあまり慣れていません。

マークシートでさえ時間が足りなくなる恐れがあるのに「Dはどこだっけ…」のようになるとダメですよね。将来的には、ブラインドタッチとまでは言いませんが慣れておくに越したことはないでしょうね。


共通テストの試行問題

▲英語。解答だけでなく問題文も英文のため、質問の意図をつかむのに時間がかかるようになる(大学入試共通テスト 平成30年度試行調査 英語 筆記[リーディング]より一部抜粋)

 

▲数学。一つの答えを選ぶのではなく、すべてを選ぶ問題も出てくる(大学入試共通テスト 平成30年度試行調査 数学1・数学Aより一部抜粋)

 

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文・江藤佳弘/全国で明光義塾を展開する株式会社明光ネットワークジャパンの学習塾開発本部長
『週刊ほ〜むぷらざ』
第1685号 2019年11月14日掲載

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