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2019年6月13日更新

【教育改革】学び方はどうなっていく?

[変わる!教育 vol.15]教育にICTを組み合わせることで、学びの生産性を高めようとする「エドテック」という取り組みがあります。学校へのタブレット導入、教育ビッグデータの活用など、学び方はどんどん変わっています。

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A.ICTで学びが効率的に
デジタル教材、映像教材を使って

エドテック

皆さん、エドテックという言葉を聞いたことはありますか?

エドテック(EdTech)とは、Education(教育)とTechnology(科学技術)を組み合わせた造語です。教育とICTの融合で、既存概念に革命を起こそうという言葉です。2020年教育改革の二つめのテーマは、このEdTechです。

教育現場にICTを導入することにより、特に基礎学力面で生産性、効率を上げることができます。例えば、私が学生時代にやってきた英単語の暗記はひたすら単語帳とにらめっこして、書いて、言ってを何回も繰り返していました。

今では覚えていない単語のみが出題されるような便利なデジタル教材があったり、理科で習う月の満ち欠け問題もCG(コンピューターグラフィックス)で作られた映像教材があったりと、便利で効率的なツールがたくさんできています。

この生産性の向上により、得られた時間を使ってディベートなどアクティブラーニングの時間がとれるようになります。アクティブラーニングについては来月号で詳しく説明します。
 


学校でタブレット

料理で例えるならば、炊飯器や無洗米の登場で炊飯という作業は劇的に効率化しましたし、電子レンジの登場で、解凍作業や調理行程も大幅に時間短縮できましたよね^^

EdTechの発展により、子どもたちの学習は、私たち保護者の世代とは比較できないほど効率化されていきます。また、プログラミング教育の導入など、ICTの利活用力(リテラシー)の向上に向けて、次のような取り組みも始まります。

1.クラスにタブレットを配布し、調べたり記録することに活用します。

2.学校の教室への電子黒板とタブレットの導入で、生徒全員の状況を可視化し、個別に学習の定着を確認することが可能となります。

3.教育ビッグデータ取得により、理解度の分析とより効果的な指導へのフィードバックが可能となります。

4.・小学校からのプログラミング教育により、ICT技術者養成のすそ野を拡大します。

「昔百科事典、今ググる(パソコンで検索する)」「昔図書館、今YouTube」といったように、学びのスタイルもどんどん変わってきています。

親としては心配な世の中の流れではありますが、私たちのときはこうだった、とかネット(ケータイ)の世界は危ないなどと制限するのではなく、正しい知識と運用ルールをしっかり理解することで、ICTを活用する能力を身につけることを目指していきたいと思います。

特に大学入試に向けては、抜本的な対策が必要となります。これについては、改めて書き述べたいと思います。

最後にご家庭でできることとして、おすすめしたいことを挙げます。

こういうところから始めてみてはいかがでしょうか?
 



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過去の記事

 


文・江藤佳弘/明光義塾九州本部常務取締役兼沖縄エリア長
『週刊ほーむぷらざ』
第1663号 2019年6月13日掲載

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