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2019年9月12日更新

【教育改革】中2~高2の注意点は?

[変わる!教育 vol.18]今、中学2年生~高校2年生を、明光義塾では「移行世代」と呼んでいます。この4学年の方々は「知っている人と知らない人では大きな差がつく」大学受験対策のポイントが三つあります!

A.早めに調べて慣れておく 
教育改革への移行期

推薦も視野に

1、共通テスト傾向に慣れる

共通テストはセンター試験と違い、マーク式解答以外に記述式もあります。何よりも大きな違いは設問の形式です。資料や図表を用いて、それを読み取る力、考察する力が必要となります。ひと手間かかるので問題を解く時間がかかります(足りなくなる)。

過去問が無く、対策がとても難しくなります。対策問題集が教材会社から随時発売されていますが、サンプルがなく手探り状態です。それでも大切なことは、「模擬テスト」「対策問題集」を数多く解き、慣れておくことです。


2、英語認定試験を受けておく

中1以下の「新世代」からは、共通テストから英語がなくなり、認定試験(英検、GTEC、TEAPなどの民間資格検定試験)を英語成績として取り扱う予定です。現時点で、高卒の時に英検準一級程度の英語力を目標とすると文部科学省が示しています。

「移行世代」は、以下のことに注意する必要があります。

A=共通テストに「英語」が残る(ただしリーディングとリスニングのみ、配点は1対1でリスニング配点がアップ)
 
B=①認定試験の結果のみ②共通テストの英語の結果のみ③その両方、のどれかを大学側が選んで採用。

C=認定試験は高3時の4月~12月に2回チャレンジでき、良い方を出願先に提出します。大学入試センターの「英語成績提供システム」を用いるので登録があらかじめ必要となります。高校2年生の11月ごろから学校でIDの申請をすることになります。

大切なのは、 志望校が認定試験をどのように取り扱うのか、どの程度の成績が必要か。どの認定試験を受けるのか。検定料、試験会場(離島は不利です)、内容など、大きく変わってきます。

早い時期に意識を高く持ち、情報収集に努めてください。


3、推薦入試対策は常に視野に入れておく

前回(1671号)も述べましたが、AO・推薦枠を広げる大学が出てきています。それに伴い、「一般入試の倍率がアップ」します。推薦・AOは常に意識して高校1年生の時点から内申書対策(定期テスト)を万全にやっておく必要があります。志望校の推薦基準がどうなっているのかなど、蛍雪時代(大学受験生向けの月刊誌)やネットで調べておきましょう!

学習指導要領や入試制度が大きく変わるとき、その初年度の学年は少なからず影響を受けます。学校に任せておけば安心と思いがちですが、「学校も初めて」です。

常に意識を高く持ち、早期に志望校を決め、情報収集を行う。認定試験も可能であれば早いうちにいろいろ受けて「相性」をみて活用する戦略を立てる。「移行期間」の生徒たちには重要だと思います。 保護者の皆様もしっかりフォローしてあげてください。
 

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文・江藤佳弘/明光義塾九州本部常務取締役兼沖縄エリア長
『週刊ほ〜むぷらざ』
第1676号 2019年9月12日掲載

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