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2024年12月26日更新
[プロフェッショナルに聞く⑨]ジャム作りが変える人生|詩ノ庵アカデミー 主宰 仲大底詩乃さん
ダイエットや健康、マネー、医療関連などの分野で活躍する県内11社の代表が登場。現在注力していることや自社の強みのほか、新年の抱負を語る。
「まずは無料体験教室でジャム作りを体験していただき、学びを深めるきっかけにしてもらえたらと思います」と仲大底さん
-教室の特徴は?
2006年にお菓子教室を開講。13年に沖縄初のジャム専門教室をはじめました。県産のトロピカルフルーツを活用しながら、ジャム作りの文化を広める活動を行っています。ジャムを通じて農家さんを支援し、廃棄予定の果物を活用することでフードロス削減にも取り組んでいます。受講者は延べ1千人超。「たくさんもらった果物を無駄にせずおいしくいただけた」「教室の日は、家族がパンを買って楽しみにしている」と喜ばれています。
-工房開設10周年を迎えたとか
この10年は、学びと出会いにあふれた時間でした。ご縁が繋がり、新しい出会いが毎年生まれたことに感謝しています。何より、人に支えられてここまで来られたことを強く実感しています。
最近、定年を見据えて新しいことを始めたいという方が増えています。特に、フルタイムで働いてこられた方が「このままでは終わりたくない」と考え、ジャム作りを始めるケースが多いです。孫に無添加で安心なものを作りたいという方や、自分の時間を大切にしながら新しい趣味や仕事を見つけたいという方もいらっしゃいます。
ジャム作りは、人生設計の新しいきっかけにもなります。私は手作りの価値を伝える人を育てたいと思い、インストラクター養成コースも運営しています。これまで県内外で15人が誕生しました。中には料理人やパティシエとコラボを広げている方もいます。一緒に手作りジャムを通じて、新しい一歩を踏み出してみませんか?
-2025年の目標は?
ことしは初めての県外イベントとして、福岡県あまおうの収穫体験&ジャム教室を実施しました。この経験を生かし、新年は「空飛ぶジャム屋さん」としてさらに活動の幅を広げていきたいと考えています。岡山や長野など果物産地を訪れ、現地で収穫体験とジャム教室を開くことも目標の一つです。
さらに、もっと多くの方に工房へ足を運んでいただけるよう、施設の敷地を拡張する計画も進めています。また、オンラインレッスンも強化し、遠方にお住まいの方でも気軽にジャム作りを楽しめる仕組みを整えたいと考えています。今年はこれらの取り組みを通じて、より多くの方と手作りの楽しさを共有できる1年にしたいです。
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⑥株式会社Kagusuki「レンタルで沖縄を元気に」
⑦株式会社i-PLANA「アーユルヴェーダより深め」
⑧有限会社仲本プロパン「災害に強いガスで防災支援」
⑨詩ノ庵アカデミー「ジャム作りが変える人生」
⑩合同会社R.Beauty Office「沖縄向け下地で美肌に」
⑪お金の学校「セカンドマネー」「初心者へNISA講座」
『週刊ほ〜むぷらざ』年末年始特別号・プロフェッショナルに聞く
第1951号 2024年12月26日掲載