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2024年12月26日更新
[プロフェッショナルに聞く⑥]レンタルで沖縄を元気に|株式会社Kagusuki 代表取締役 副島修平さん
ダイエットや健康、マネー、医療関連などの分野で活躍する県内11社の代表が登場。現在注力していることや自社の強みのほか、新年の抱負を語る。
「家具・家電のレンタルで多くの人に喜んでもらいたい」と副島さん。家具・家電に何かあったときに「そうだ、レンタくんに聞いてみよう」と思ってもらえるようになるのが目標と話す
-2024年を振り返って
今年は目標としていた持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みが前進した1年でした。弊社は冷蔵庫や洗濯機、ベッドなどの家具・家電のレンタルやリースサービスを行っており、使用したいときだけ借りてもらうことで無駄な廃棄を減らし、循環型社会の実現を目指しています。
こうしたサービスのほか、6月に商品入れ替えのためレンタル用としては使わない製品を児童施設を出る方の生活基盤用として寄付しました。SDGsの前文にある「誰一人取り残さない」が自身の理念で、生活に困っている方に無償で提供することはずっと目標にしていました。これも多くの方が「家具家電のレンタくん」をご利用していただいたおかげです。今後もこの活動を継続的に行い、もっと多くの方に喜んでいただきたいと思っています。
-業務で大事にしていることは?
「困っている方を助ける」ことを一番に考えています。突然家電が壊れて早急にどうにかしたい。引っ越しで荷物が届くまで何もできず不便だ。また、家電を処分するのも面倒だし、物価高騰で買うには製品が高すぎて一歩踏み出せないといった経験はないでしょうか。そのような方にこのサービスを届けたい。期間は1日から4年まで、決済方法も一括払いやサブスクなども細かく設定してあり、製品も新品と中古で用意しています。中古でも丁寧に清掃やメンテナンスを行っているので、品質には自信があります。搬入や設置も行っているので、人手が少なくても安心してご利用していただけます。
困っている方の助けになりたいので1品でも、1日でも丁寧に対応します。まずは気軽にお問い合わせしてほしいです。
-これから目指したいことは?
これまでの大量生産・大量消費の社会では地球の寿命を縮めてしまうので、これからますます物を大事にしなければならない時代が来ます。家具や家電が壊れたときに、買い替えて古い物は捨てる、ではなく修理して再利用や使う間だけレンタルという考え方が今後は一般的になるかもしれません。修理の間や使いたい期間だけレンタルし、レンタルとして使い終わった製品は生活に困っている方に提供する。家具や家電の循環を通して環境を守り、沖縄を元気にするのが私の目標です。
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②有限会社赤田義肢製作所「インソールの可能性広める」
③株式会社琉球補聴器「聞こえる喜び、幸せ届ける」
④株式会社Caloria「痩せる食べ方を習慣に」
⑤たろう歯科医院 沖縄マウスピース矯正歯科「子どもに優しい歯並びケア」
⑥株式会社Kagusuki「レンタルで沖縄を元気に」
⑦株式会社i-PLANA「アーユルヴェーダより深め」
⑧有限会社仲本プロパン「災害に強いガスで防災支援」
⑨詩ノ庵アカデミー「ジャム作りが変える人生」
⑩合同会社R.Beauty Office「沖縄向け下地で美肌に」
⑪お金の学校「セカンドマネー」「初心者へNISA講座」
『週刊ほ〜むぷらざ』年末年始特別号・プロフェッショナルに聞く
第1951号 2024年12月26日掲載