子どもが楽しく通い続けられるよう、今年キッズルームを新しく設けた。明るい空間でトレーニングを受けられる

－今年力を入れたことは？

子ども向けの歯科矯正です。取り外せる装置であごを広げる「床矯正」と、マウスピースを使って歯並びを矯正する「マウスピース矯正」の2種類があります。

1日数時間の装着で痛みが少なく、小さな子も取り組みやすいのが特徴。3歳から小学生まで、乳歯と永久歯が混在している時期に行えます。器具だけでなく正しい呼吸法のトレーニングも伝えており、良い習慣を身に付けることにもつながります。

小児矯正には、凸凹が減り歯磨きしやすくなる、健康な歯の抜歯の可能性を減らせる、呼吸や口の使い方などの正しい発育を促せる、というメリットがあります。取り組む時期が早いほど、期間の短縮や、費用を抑えることにつながります。

子どもの成長に合わせて装置を作り替えるのですが、無料で作り替え、破損修理をする2年・5年サポートの定額プランも取り扱っています。また、スタッフの提案で、続けることでポイントがたまり、おもちゃと交換できるシステムを取り入れています。子どものモチベーションが上がる、と親御さんに好評です。

－業務で大切にしていることは？

新しい技術を積極的に導入することです。今年、「エアフロー」という機器を使ったクリーニングメニューを本格的に導入しました。非常に細かい水の粒子パウダーを噴射し、歯ブラシで落とすことが難しい歯石や着色汚れをきれいに落とせます。歯茎が引き締まり、歯のグラつき予防にも効果的です。

痛みが少ないので、お子さまからご年配の方まで幅広くご利用いただけます。自己負担ですが、歯を失う原因の1位である歯周病予防につながると、リピーターが増えています。

－新年に向けての抱負は？

現在、那覇市に2カ所、宮崎県と長崎県に「マウスピース型矯正クリニック」を展開していますが、来年はさらに県外にクリニックを開業予定です。マウスピース矯正は中学生以上が対象です。中学生から「できるだけ歯を残したい」という70代の患者さんまで、幅広い方が利用していて、健康への意識の高まりを実感しています。

輝く笑顔は、健康な歯から。これからも、患者さんの健康作りをサポートしていきたいです。





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『週刊ほ〜むぷらざ』年末年始特別号・プロフェッショナルに聞く
第1951号　2024年12月26日掲載