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2024年12月26日更新
[プロフェッショナルに聞く⑪]初心者へNISA講座|お金の学校「セカンドマネー」 代表 兼島良太さん
ダイエットや健康、マネー、医療関連などの分野で活躍する県内11社の代表が登場。現在注力していることや自社の強みのほか、新年の抱負を語る。

1年間で1千人以上に講座を行ってきた。その多くが初心者で、兼島さんは「初歩から、とにかく分かりやすくがモットー」と話す
-どんな活動をしている?
自分自身の経験から、数年かけて誰でもコツコツ伸ばせる投資スタイルを確立。2021年に初心者専門のマネースクール「セカンドマネー」を創業しました。モットーは、まったく知識がない人に、分かりやすく伝えることです。
新NISAが始まり、資産運用への関心が高まっていて、「投資入門&NISA講座」の人気が高いです。
講座では、代表的な三つの投資方法である「株式」「債券」「投資信託」の基礎や初心者向けの運用方法、NISA制度の使い方などを伝えています。イメージをつかみやすいよう、講座にはシミュレーションを取り入れています。例えば、20年間、月3万円利回り5%の銘柄に投資したら、運用資産はいくら貯まるのか、試算していただきます。受講者からは「もっと早く知りたかった」「分かりやすかった」という声をいただいています。
-NISA経験者向けの講座も人気だとか
金融機関の窓口で勧められて何となくNISAを始めたけれど、内容を知らない、という人はかなり多いです。
知らないことのリスクは、途中でやめてしまうこと。NISAの継続期間は平均2年半という統計がありますが、本来NISA、特に積み立ての場合は、期間が長いほど複利(利子に利子がつくこと)によって利幅が大きくなる可能性があります。できれば10年ぐらいの長期スパンで続ける方がいい。そのためにも、まずは持っている銘柄の中身をきちんと知ることが大切です。
-目指していることは?
さまざまな人に、お金について知っていただくことです。今年、金融経済教育推進機構の「J-FLEC(ジェイ フレック) 認定アドバイザー」となりました。特定の金融商品を扱わず中立的に資産運用やライフプランについてアドバイスをするアドバイザーとして、学校や企業でも講演しています。
個人向けには、NISA講座のほかに、「お得に行ける! 旅行セミナー」「ふるさと納税」「保険の見直し」など、いろいろなテーマでお金について伝えています。資産運用は、所得を上げるツールの一つ。多くの人がお金の知識を身につければ、県民所得を上げられる、と信じています。

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⑪お金の学校「セカンドマネー」「初心者へNISA講座」
『週刊ほ〜むぷらざ』年末年始特別号・プロフェッショナルに聞く
第1951号 2024年12月26日掲載