毎日のレシピ
2017年1月5日更新
みそは“身の礎”「重ね煮レシピ」|楽ロビ
「楽ロビ」とは健康食「マクロビオティック」を取り入れやすくした料理法。
楽ロビokinawa 代表の大城佐和子さんがわかりやすく教えてくれる♪

みそは“身の礎”
年末年始は外食やカロリーの多い食事がどうしても増えてしまう。普段の生活でも、内臓は思っている以上に毎日、重労働をしている。1日3食平均的な食事を消化する活動量は、フルマラソンと同じ1600キロカロリーに匹敵する。何げない消化活動も実は、体にとっては大変なこと。ごちそうが続くこの時期、胃腸が疲れ、重くなる人も多いだろう。そこで、お勧めなのがみそだ。みそは日本が世界に誇るスーパーフード。大豆を発酵させることで、体に必須のアミノ酸を効率よく消化吸収できる。“身の基礎”となる大事な食材だと考えている。イチオシは、具だくさんのみそ汁。汁物なので塩分濃度が下がり、野菜に含まれるカリウムがナトリウムを排出してくれる。みそは体を温める作用を持つが、みそ汁にすることでより効果が高まる。「みそ汁は朝の毒消し」という昔の人の言葉もある。
毎日欠かさず飲む方も、作るのが大変でみそ汁から遠のいている方も、1週間分作り置きできる「重ね煮」を! 食べる時に具材を取り出し、だしとみそを入れたらあっという間にみそ汁が完成する。
[レシピ]
☆重ね煮☆
野菜 | |
天然の塩 |
1. | 野菜を好みの大きさに切ったら、軟らかいもの(火の通りやすいもの)を下にして、順番に重ねていく。 |
2. | 一番上に、うまみを閉じ込める塩を振り、1/2~1カップの水を入れ、フタをして弱火で20~30分炊く。 |
3. | 上の具材に火が通ったら完成。十分に冷まして三〜四つ(2~3日で使う分量)に小分けにして冷蔵庫で保存する。 |
★具材にだしを入れ、沸騰したら火を止め、みそを溶けば簡単にみそ汁ができる。 ★その他、カレーやシチュー、マッシュポテトを加えてコロッケなど、いろいろな料理にアレンジできる。 ★1週間冷蔵庫で保存可能。 |

下から、きのこ・海藻類、果菜類(トマト、ナスなど)、葉物類(キャベツ、白菜など)、イモ類(ジャガイモ、カボチャなど)、根菜類(ニンジン、ゴボウ、タマネギなど)、塩の順に重ねる
☆過去の「楽ロビ」☆
・重ね煮
・小豆カボチャ スティック
・はちみつ大根
・簡単焼きナス
・フムス
・水ゼリー
・アボカドの甘酒チリソース
・デトックスサラダ
[執筆者]
楽ロビokinawa 代表
大城佐和子さん(おおしろ・さわこ)
1980年那覇市出身。「楽ロビokinawa」代表。和合医療学会認定フードマイスター。楽ロビ講師。料理講座を通して安心・安全な食、体が喜ぶ食卓作りを提案する。子どもの味覚を育てる活動にも力を入れる。一女四男の母親。
「楽ロビ料理教室」開催中。
詳しくは楽ロビ沖縄のフェイスブック
TEL:090-1942-0408
編 集/栄野川里奈子
毎週木曜日発行・週刊ほーむぷらざ「第1538号2017年1月5日紙面から掲載」