毎日のレシピ
2016年11月17日更新
[オレガノ]トマト、チーズとの相性抜群!|岸本さんのハーブのあるくらし
ハーブ農家の岸本洋子さんがハーブのレシピや育て方などを毎月紹介します。
岸本ファーム「岸本さんのハーブのあるくらし」[vol.05]
トマト、チーズとの相性抜群!
オレガノとマジョラムは同じ仲間です。ギリシャ語で「山の喜び」という意味で、丈夫でたくさんの花を咲かせる、野性味のあるハーブです。料理だけでなく、精油を使って頭や髪のマッサージをし、香りを楽しむハーブとしてよく知られています。
オレガノがよく使われているのはイタリア料理と地中海料理です。中でも相性が良いのはチーズを使った料理。葉のピリッとした辛みがトマト、肉、卵によく合います。
またオレガノは、風邪、気管支炎、頭痛、生理痛、口内炎、消化不良、腹痛、疲労倦怠、歯痛、関節痛に良いと言われています。特に精神的な疲れがたまっている場合にはオレガノのオイルを入浴剤代わりに使うととてもリラックスできます。オイルマッサージは捻挫などに効果があります。
日当たりと水はけの良い、乾燥した肥沃な土地を好みます。さし木で年中増やせ、葉は茂るたびに収穫可能です。
[おいしいレシピ]
豚ロースのチーズ包み焼き オレガノの香り
*材料*(2人分)
豚ロース(2cmスライス)/2枚
ホールトマト/200ml
タマネギ/1/2個
白ワイン/30ml
ピザ用チーズ/50g
オレガノ/10g
ジャガイモ/1個
オリーブオイルと小麦粉/適量
塩・コショウ/適量
*作り方*
①ジャガイモは皮ごとボイルし熱いうちに皮をむき、1cm程度にスライス。
②タマネギをスライスしてフライパンで炒め、しんなりしてきたら白ワインを加え、アルコールと水分をしっかり飛ばし、裏ごししたホールトマトを加え煮詰める。
③②が煮詰まってきたらオレガノを加え火を消しておく。
④豚ロースの下の方(脂身を上にした場合、ロースの芯の部分)から包丁で切れ込みを入れ、チーズを入れるポケットを作る。
⑤④の豚ロースに塩、コショウで下味をつけポケット部分にチーズを入れ、切れ込み部分をつまようじで止める。
⑥⑤の豚ロースに薄く小麦粉をまぶした後、フライパンでソテーし、裏側もしっかり焼き色をつける。
⑦焼き色がついた豚ロースを③にジャガイモと一緒に入れ、弱火で2分程度加熱し、しっかりと火を通す。
⑧⑦の肉とジャガイモを皿に移し、残ったソースを塩・コショウで味を調え、豚ロースの上にかける。
⑨最後にオリーブオイル、オレガノを飾って仕上げる。
オレガノの香りと相性が良いのはトマトです。ナイフを入れると流れ出すチーズとの相性も抜群です。
調理協力/HOUSE
098-943-1286
[INFOMATION]
「オレガノの鉢植えと料理講習会」
<開催日>12月10日(土)
<時 間>10時~13時
<参加費>3,000円(保険料含む)
※先着15人・要予約
●鉢植えとイタリアンシェフ上江田崇(Lamp、HOUSE)による料理講習会、ミントを使った料理の試食あり。
<問い合わせ>
岸本ファーム
沖縄県糸満市武富573
(岸本)080-3537-1880
(末次)090-6859-6309
(赤嶺)070-4094-3477
前回のレシピ
お野菜とサーモンのライスペーパー巻きミントでさっぱり
レモンの香気で元気に
https://fun.okinawatimes.co.jp/columns/life/detail/2579
岸本さんのハーブのあるくらし
・vol.9 メカジキのカツレツタイム風味のフレッシュトマトのソース
・vol.8 季節のお野菜のごちそうサラダ 長命草のドレッシング
・vol.7 鮮魚と旬野菜の月桃蒸し
・vol.6 スーチカーとジャガイモのスパゲティ たっぷりのロケットと
・vol.5 豚ロースのチーズ包み焼き オレガノの香り
・vol.4 お野菜とサーモンのライスペーパー巻きミントでさっぱり
・vol.3 鰹のカルパッチョレモングラスでさっぱり
・vol.2 鶏もも肉とナスの重ね焼き ローズマリーの香り
・vol.1 沖縄そばでつくるジェノベーゼ
文・岸本洋子(きしもと・ようこ)
岸本ファーム代表。農薬未使用、有機栽培を行い島野菜やハーブの普及に取り組む。
『週刊ほーむぷらざ』第1531号 2016年11月17日掲載
[ランチ・ディナー・ハーブ・レシピ]