県内の元気な企業を8社紹介します。各分野で活躍し、現在力を入れていることや今後の目標について聞きました。

 


「センダン」の力で健康サポート　　ちゅら企画販売

県産のセンダンの葉のエキスを抽出した清涼飲料水「センダンα（アルファ）」を販売する、「ちゅら企画販売」。

同商品は、沖縄で育った「センダン」の葉から有用成分を抽出し、天然の甘味料「ラカンカ」を使った清涼飲料水だ。同社の大城牧子代表は「甘くて飲みやすく、お子さんから高齢者までご愛飲いただいています」と話す。

製品化のきっかけは、ウイルス研究の第一人者、根路銘国昭氏が2004年に約1500種類の沖縄の植物を分析し、センダンの木から有用成分を発見したこと。根路銘氏は、「沖縄の植物を健康づくりに役立てたい」と県内に研究所を設立。さまざまな植物を分析する中で、センダンに行き着いた。

「もともとセンダンは、県内ではなじみ深い樹木。防虫効果が知られています。毒素があり食用ではありませんでしたが、毒素を取り除くことで食用化に成功しました。何度も検証を重ね、実証実験を行い、安全性は証明されています。沖縄の原料を沖縄で開発、製品化。健康に貢献できる画期的な商品です。これまで多くの方々の健康を守ってきました」と大城さん。「良い物を取り入れたら体は変わる。センダンαを通して、健康作りをサポートしたい」と思いを語る。


リピーターの声が自信に

開発して20年近く。その間にリピーターが増え、愛用者からさまざまな反響が届いている。「ご愛飲いただいた方々が、元気を取り戻し、明るい笑顔を見せて下さることが多々あります。現在もお元気でお仕事をしている、という声を聞くと本当にうれしいです。これからも、長くお客さまを支え続けていきたい」と話す。

今後の展望は、全国展開だ。インターネット販売を開始した。「県内では認知度が高まってきていますが、全国的にはこれから。広くセンダンαの素晴らしさを伝えていきたい」と豊富を語った。




ちゅら企画販売
代 表
大城 牧子さん
1959年本部町生まれ。看護助手として病院に勤務。その後、ゴーヤー関連会社で製品の製造・販売に携わる。2008年、ちゅら企画販売を設立