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2024年6月27日更新
【広告】元気企業|琉球黒糖 株式会社
県内の元気な企業を8社紹介します。各分野で活躍し、現在力を入れていることや今後の目標について聞きました。
県内の元気な企業を8社紹介します。各分野で活躍し、現在力を入れていることや今後の目標について聞きました。
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培った技術で黒糖に新たな魅力を 琉球黒糖 株式会社
伝統的な黒糖作りを大事にしながら、こだわりの創作黒糖菓子を製造販売している「琉球黒糖株式会社」。鍋で原料を煮詰める際の火加減の調整や型に移しての成形作業など、技術と経験がいる工程は熟練の職人が手作業で丹精込めて行っている。代表取締役の又吉優子さんは「商品開発では、企画者のアイデアをもとに現場の職人たちが意見を出し合います。長年培ってきた技術と経験から黒糖のことを知り尽くした彼らから『これは難しい』『このやり方ならできる』と、商品化に向けて具体案が出ます」と話す。
看板商品の「チョコっとぅ。」は、黒糖をチョコレートのように手軽に食べたいという又吉さんのアイデアから誕生。黒糖とチョコを合わせることで、沖縄の暑い夏でも溶けず、ひと味違った風味が楽しめる黒糖菓子に仕上げている。「琉球ポップコーン」は、黒糖をポップコーンに絡めることで、つまんでも手がベタつきにくいと好評。近年はサーターアンダギーも製造しており、「チョコっとぅ。」を生地で包んだものや、塩レモンやアップルシナモン味などフレーバーを工夫している。
今後は異業種とのコラボも
同社は自社商品のほかにも、県内外の企業の依頼で地元の特産に黒糖を加えた商品の開発・製造も行っている。「これまで培ってきた技術で、沖縄の黒糖の良さを生かした、新しい商品を開発しています。『琉球黒糖さんだからこそできた商品』と好評をいただくとうれしい。職人たちも評価を受けて誇らしい気持ちになります」
今後は社内環境の整備を進めていくという。「単純な力仕事を機械化するなどしてスタッフの負担軽減を図るとともに、その余力を商品開発に向けたい。また、菓子業界以外の異業種とコラボすることで、新たな商品価値を付加したいと考えています。そうしたことを通じて若者や県外の人にも黒糖の魅力を伝えていきたい」
琉球黒糖 株式会社
代表取締役
又吉 優子さん
1999年入社。製造部門で7年間、黒糖作りに携わった後、営業・商品開発と全業務を経験。創作黒糖菓子「チョコっとぅ。」を開発。2020年代表取締役に就任。
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【ほかに紹介した元気企業】
◎株式会社 マーミヤ|老舗のかまぼこの味に一工夫
◎詩ノ庵アカデミー|教室から手作りジャム文化広げたい
◎ちゅら企画販売|「センダン」の力で健康サポート
◎中村活版印刷所|「活版」の魅力生かし思いカタチに
◎有限会社 赤田義肢製作所|特注のインソールで足の痛み改善
◎Chabitan Art Space|北谷から国内外にアートを発信
◎有限会社 カデナ花輪|時代の変化に対応し、地域に寄り添う
『週刊ほ〜むぷらざ』
第1925号 2024年06月27日掲載