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2024年6月27日更新

【広告】元気企業|詩ノ庵アカデミー

県内の元気な企業を8社紹介します。各分野で活躍し、現在力を入れていることや今後の目標について聞きました。



県内の元気な企業を8社紹介します。各分野で活躍し、現在力を入れていることや今後の目標について聞きました。

 
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教室から手作りジャム文化広げたい 詩ノ庵アカデミー

ジャムに特化した教室「詩ノ庵アカデミー」(那覇市)を主宰する仲大底詩乃さん。パイナップルやパッションフルーツなど、旬の果物でジャムを作る。「カラフルで見た目がかわいく、プレゼントしても喜ばれます。入っている材料が分かる安心感が手作りの魅力です」と話す。

最初は趣味としてお菓子とジャム作りにハマった。教室のきっかけは、プレゼントした人からの「教えてほしい」というリクエストだ。「レシピを考えることや作ることも楽しいけれど、生徒さんに『おいしい』と言ってもらえることがうれしい」。2006年にお菓子教室、13年にジャム教室をスタート。これまでの受講者は、延べ1千人を超える。受講者からは「たくさんもらった果物を無駄にせずおいしくいただけた」「教室の日は、家族がパンを買って楽しみにしている」といった声があるという。

教室は、単発のほか、インストラクターを育てる講座を対面やオンラインで開催。随時生徒を募集していて、毎月説明会を開いている。「ジャムの製造や教室の開催といったビジネスにつなげられるよう、販売方法や教え方まで伝えます」


廃棄野菜・果物をジャムに

教室の傍ら、ジャムの製作・販売も行う。果肉がゴロッと入ったジャムは「果物を食べているよう」とリピーターも多い。

20年から農家とコラボし、廃棄する野菜や果物を有効活用する取り組みをスタート。ピーマンやパイナップルをジャムにした。「農家さんが心を込めて作った農作物が生産過剰や規格外などで廃棄されるのは切ない。保存食であるジャムが役立つのではと思いました」。パイナップルのジャムが製品化、販売されている。

3月には福岡県古賀市で、あまおうの収穫体験&ジャム教室を開催した。「今後は全国の農家さんとコラボし、『空飛ぶジャム屋さん』として日本各地にジャム文化を広めたい」。思いは広がっている。




詩ノ庵アカデミー
主 宰
仲大底 詩乃さん
那覇市首里出身。ピアノ講師の傍ら、2014年にお菓子工房を開設。旬の果物で季節を感じるジャム作りを広げたいと、ジャムとお菓子の教室を主宰

 
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