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2025年11月27日更新

投資でお金を育てながら使う[50代・60代から始めるNISAを活用した投資のススメ]

「50代や60代から投資を始めるのは遅いのでは?」と考える人も多いかもしれません。資産運用会社の代表で、NISAの制度設計に関わった中野晴啓さんは「人生100年時代といわれる昨今、50代・60代になってからでも投資は始められます。国民の将来における資産づくりをサポートする制度であるNISAを活用しましょう」と話す。中野さんに、NISAを活用して投資を始めるポイントを聞きました。

投資でお金を育てながら使う
「50代や60代から投資を始めるのは遅いのでは?」と考える人も多いかもしれません。資産運用会社の代表で、NISAの制度設計に関わった中野晴啓さんは「人生100年時代といわれる昨今、50代・60代になってからでも投資は始められます。国民の将来における資産づくりをサポートする制度であるNISAを活用しましょう」と話す。中野さんに、NISAを活用して投資を始めるポイントを聞きました。


なかのアセットマネジメント
代表取締役社長
中野 晴啓 さん
なかの・はるひろ 1963年、東京都出身。セゾングループの金融子会社で資産運用業務などに従事。2006年、セゾン投信を設立。23年、なかのアセットマネジメントを設立。全国各地で講演会などで積み立てによる資産形成を広く説く。


50代・60代からでは遅い?

平均寿命が伸び人生100年時代といわれる昨今、50歳はまだ人生の半分。自信を持って投資を始めてください。平均寿命が伸びた分、必要になる老後資金も増えました。これをどう賄うか。これまでは貯金が主な方法でしたが、インフレが継続していくであろうこれからの時代、預貯金の価値は徐々に目減りしていくので、投資によって増やすことが重要になってきます。国民の将来における資産づくりをサポートする制度であるNISAが生まれた背景もそこにあります。  

長期投資によって国民1人1人が将来のためのお金を育て、豊かな人生を実現するための経済的基盤を作ることが制度の目的です。投資を続けていけば、リタイアして労働収入がなくなっても、お金は経済活動の中で働き続けて、育っていきます。

NISAは正式名称を「少額投資非課税制度」といい、投資で得た利益や分配金が非課税になります。18歳以上の日本の居住者が対象です。
 
※投資信託は、投資家から集めたお金を専門家(運用会社など)が株式や債券などに運用する金融商品


いつまで続けたらいい?

NISAは非課税期間に限りがありましたが、昨年の改正で無期限になり、生涯にわたって非課税のメリットを享受できるようになりました。そこに答えがあります。つまり、投資とはエンドレスで取り組むものなのです。では、投資で得たお金をいつ使えばいいのか? 投資を続けながら必要な時に保有している株式や投資信託の一部を取り崩せばいいのです。

例えば、旅行に行きたい、孫の誕生日プレゼントを買いたいといった場合、その分だけ取り崩してお金に変えればいいのです。これまでは老後までにお金をためて、老後はそれを取り崩していくというのが当たり前でした。しかし、これからは、お金は育てながら使うというのが常識になっていくと思います。


投資額はどのくらい?

若い人が投資を始めるなら少額の積み立てからで構いませんが、中高年の場合は、できる範囲で投資額を多くすることをおすすめします。NISAは制度改正によって年間で最大360万円まで投資ができるようになりました(以前は一般NISAとつみたてNISAのいずれか選択制。それぞれ上限は120万円、40万円)。これには、中高年で投資を始める人でも、年間の投資額を多くすることで比較的短期間で投資額を増やせるようにという意図もあります。

例えば、毎月10万円を積み立てれば投資額は年間120万円、15年後には非課税で保有できる投資額の上限である1800万円に達します。それでゴールではなく、余力がある人は非課税枠を超えて投資を続けるといいと思います。


投資で大事なことは?

あきらめずコツコツ続けること。投資とは、企業が社会に新しい価値(製品・サービス)を作り出すまで忍耐強くお金を通じて支えること。企業が新しい価値を生み出すことで経済は成長し、社会は豊かになっていきます。そのためにも、どんな企業に投資をしているのか、投資哲学や理念に共感できる投資信託※を見つけることが大事です。投資信託は、少額で投資ができる、分散投資ができる、プロが運用してくれるという点でおすすめの投資です。とはいえ、自分の判断だけで選ぶのは難しいものです。特定の金融機関に属さず、中立的な立場で顧客の資産運用をサポートする専門家「IFA(独立系資産運用アドバイザー)」に相談するのも一つの方法です。

投資によって積み上げ育てた資産を次の世代である子や孫たちが引き継いでいく。その循環が当たり前になれば、日本はもっと豊かな国になるでしょう。かっこいいお金の使い方をしてかっこいい人生にしましょう。


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毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1998号 2025年11月27日紙面から掲載」

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