薬膳ごはんと食材帖⑦|[卵]体力補充し冬に備える|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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2020年10月15日更新

薬膳ごはんと食材帖⑦|[卵]体力補充し冬に備える

秋は冬に備えて体力を補いたい季節です。栄養を補い、精神を安定させる卵は、今の季節におすすめの食材です。



精神を安定させ、全身に栄養を補う。白身は気(エネルギー)を補い、黄身は血を補う。卵は消化しにくいので、食べ過ぎには注意する。特に、虚弱体質の人や子どもは食べ過ぎない方が良い。

栄養を補い、精神を安定させる


秋は、冬に向けて栄養を蓄える季節です。冬は、一年の中で一番寒い季節。秋になると動物が冬眠に備えるように、私たちの体も冬に備えて体力を補充する季節です。冬の養生を怠ると、春に不調が表れると言われています。今の季節から、抵抗力や免疫力をアップさせて精神を穏やかにし、寒さに負けない体作りをしたいですね。

体力を補充するのに、おすすめの食材が「卵」です。

沖縄の古い食医学書「御膳本草」(1832年)によると、卵は体中に栄養を補い、精神を安定させる食材と書かれています。

栄養学的には、必須アミノ酸やアミノ酸スコアのバランスも取れている良質のタンパク質です。卵黄にはレシチンが多く含まれ、免疫力や脳、神経細胞の活性化に効果的だとされています。こうした作用は、御膳本草に記されている内容と一致すると考えられます。

組み合わせでパワーアップ

卵を他の食材と組み合わせることで、薬膳的な効果がさらに高まります。気(エネルギー)を補う米やヤマイモ、枝豆などと組み合わせると、免疫力がアップします。

チンゲンサイやアサリ、牡蠣(かき)など、精神を安定させる働きのある食材と組み合わせると、精神を安定させ、不眠への効果が期待できます。

薬膳では、食材の効能を高めるためには、組み合わせが大切だと考えられています。いろいろな料理に使い勝手のいい卵ですが、相性のいい食材と組み合わせて、卵の持つ力を引き出しましょう。今回紹介している卵の蒸しカステラには、老化防止にいいエビやキクラゲ、免疫力をアップさせるブロッコリーなどを入れています。   

卵の蒸しカステラ



●材料(約18cmのパウンド型1個分)
卵……………………………………………8個
栗の甘露煮…………………………………8個
エビ…………………………………………8個
マッシュルーム……………………30g(4個)
ブロッコリー……………………………100g
キクラゲ(乾燥)…………………………10g
ニンジン……………………………………10g
塩………………………………………小さじ1


●作り方
1 ニンジン・マッシュルーム・水につけて戻したキクラゲをみじん切りする。
2 ブロッコリーはカットしゆでる。
3 フライパンに油を熱し、1と2、エビ、塩を入れて炒める。
4 3に溶き卵を入れて半熟状まで炒める。
5 パウンド型に4を入れ、栗を並べる。
6 蒸気の上がった蒸し器に5を入れ、25分蒸す。

昆布との組み合わせにオススメの食材

【気を補う食材と合わせて免疫力サポート】
米・ヤマイモ・枝豆・キクラゲ・干しシイタケ
★上の具材と、おなかを温める働きのあるみそ味の卵入りおじやがおすすめ

【精神を安定させる食材と合わせ不眠にも】
チンゲンサイ・百合根・アサリ・牡蠣
★卵と組み合わせて、塩味のスープに!


著者の宮國由紀江さん
みやぐに・ゆきえ/栄養士。病院の栄養士を経て、薬膳研究家へ。国際中医薬膳士。琉球料理伝承人。薬膳の普及に努める。薬膳琉花代表。県内外で講演。県栄養士会会員。



宮國由紀江さんが書いた「薬膳でメンテ」(タイムス住宅新聞社発行)が県内書店で発売中!
かぜや不眠、便秘など、日々の不調を食事でサポートする心強い一冊だ。1500円(税別)。
問い合わせはタイムス住宅新聞社☎︎098(862)1155へ。


違う食材もチェック!
昆布
甘薯(サツマイモ)
豚豆(ブタマメ)

ナガイモ・ヤマイモ
米麴
 

毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1732号 2020年10月15日紙面から掲載」

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