ビューティー
2023年9月7日更新
厳しい残暑ハーブで元気に|心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ −87−
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は、アーユルヴェーダ的「残暑を乗り切るハーブの取り入れ方」です。
厳しい残暑ハーブで元気に
使いやすいミント系
知念さんが普段からよく使うハーブ。使いやすく育てやすいミント系のハーブや、バジル系が並ぶ
私は数種類のハーブを育てていて、香りや葉の色にとても癒やされています。またハーブには、そのけなげな姿からは想像もできないほどパワーがあると感じています。
暦の上では秋ですが、まだしばらく暑さが続きそうなこの時期におすすめなのは、つぼ草やミント系のハーブです。アーユルヴェーダでは、つぼ草にはさまざまな作用があると考えられています。主な作用は(1)疲労回復(2)記憶力を高める(3)熱を鎮めるの三つ。これらの作用から「心的疲労」「不眠」「記憶喪失に対する脳への働き」が注目されています。
つぼ草やミント系のハーブは使いやすいのもポイント。私は、ハーブティーとしていただくほか、刻んでサラダに入れることも。この夏は友人から分けてもらった和ハッカ(日本薄荷)を育て、その葉をハーブティーにしておいしくいただきました。清涼感があり、気分爽快! また、リラックス作用もありますよ。
数種混ぜハーブティー
ハーブティーの基本的な作り方は以下の通りです。
(1)葉を軽く揉(も)むか大まかにちぎって、カップやポットに入れる。
(2)熱湯を注ぎ、ふたをして約3分ほど蒸らせば、できあがり。
とても簡単ですので気軽につくってみてくださいね。
使う葉の枚数はハーブの種類によって違いますが、私はミント系の葉を3枚、レモングラスを3~4センチにカットしたもの1~2枚を一緒に入れ、ブレンドハーブティーとして楽しんでいます。違う種類のハーブを混ぜることで香りに広がりが出て、オリジナルの味を楽しむことができます。
レモングラスと言えば原産はインド、東南アジア。暑い地域で元気に育つハーブです。生のままフレッシュハーブティーにしたり乾燥させてお茶にするほか、チキンや玉ネギと一緒にスープにするとタイ料理のような味わいに。レモングラスは数本束ねてつるしておけば虫よけにもなります。ゴキブリが嫌いな成分を持っているので、わが家は台所につるしていますよ。
生活に彩りと元気を与えてくれる植物たち。疲れがちな現代人の五感に働きかけるハーブを取り入れて、沖縄の厳しい残暑を乗り切ってくださいね。
インフォメーション
★アーユルヴェーダ講座★
(全2回・定員15人)
(1)12月10日(日)13時30分~15時30分
「アーユルヴェーダの食と美容法」
※前回11月26日と案内しましたが、日程が変更になりました。
(2)12月17日(日)13時30分~15時30分
「アーユルヴェーダと運動/気軽にヨガ」
※運動できる服装で参加、タオルと飲み物持参
※前回12月10日と案内しましたが、日程が変更になりました。
受講料:4000円
教材費:2000円
場所:ペアーレ沖縄タピック
★体質に合わせたハーブティーと軽食付き
【問い合わせ】
ペアーレ沖縄タピック 電話098・934・6111
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人
スパパティヤ
ご予約・お問い合わせさ先
098-964-1808
電話受付時間11時〜22時
【これまでの記事】
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1883号 2023年8月7日紙面から掲載」