ビューティー
2025年7月31日更新
下まぶたメークで若々しく|おとなのメークアップレッスン⑥
女性のメークの悩みはさまざま。メークアップアーティストの京なつきさんが、解決策を紹介します。

目を大きく見せ、小顔効果も
目元で、こんなお悩みはありませんか?
□まつ毛が薄くなった
□昔に比べて目が細くなった
□まぶたがくぼんで疲れて見える
□クマが気になる
□アイシャドウをすると濃く見える
□アイライナーが上手く引けない
□アイシャドウをしても、ヨレるからつけたくない
以前のメークがしっくりこない
「年齢は目元に出る」とよく言われます。年齢を重ねるにつれて、まぶたや目のまわりの皮膚は少しずつ薄くなっていき、ハリや弾力も失われがちです。その結果、シワやたるみが目立つようになってきて、以前のような「パッチリ感」がなくなった…と感じる方も多いのではないでしょうか。
私が行っているメークレッスンでも、「目元のメークがうまくいかない」と悩んでいる方はとても多いです。特に40代以降は、まつげのボリュームやまぶたの形も変化してくるため、以前と同じやり方ではしっくりこないことが増えてきます。
アイメークのカギは「下まぶた」
アイメークといえば、ビューラーでまつげを上げて、アイシャドーを塗って、アイラインを引く…という上まぶたのメークを思い浮かべる方が多いかもしれません。でも、実は年齢を重ねた目元には、「下まぶたメーク」がとても重要なんです!
下まぶたへのメークに、「失敗しそう」「やったことがない」と抵抗を感じる方も多いかもしれません。でも、少し手を加えるだけで、目元の印象はグッと変わります。下まぶたメークの最大のメリットは、目を大きく見せられること。さらに、顔の中で目の下の余白(頬の面積)を狭く見せることで、小顔効果も期待できます。
コーラルピンクで血色感プラス
下まぶたメークは難しくありません。使うアイテムは、アイシャドーとアイライナーペンシルの二つのみ!
アイシャドーは、コーラルピンクがお薦めです。コーラルピンクはオレンジがかったやわらかい色合いで肌なじみが良く、血色感もプラスできる万能カラー。下まぶたにふんわりとのせることで、くすみを飛ばしながら、ふっくらとした若々しい印象を作り出してくれます。これまで「ピンクは苦手」「使い方が難しそう」と敬遠してきた方にこそ、試していただきたい色です。ラメが入っているものを選ぶと、光を集めてつやっぽさを演出できます。光と色の効果で、目元が明るく、クマやくぼみも目立たなくなるうれしい効果もあります。
アイライナーペンシルは、ブラック系は避けて、ブラウン系でやわらかな印象に仕上げましょう。
また、上まぶたには肌になじみやすい色のアイシャドー、コーラルピンクやベージュ系がお薦めです。ぜひ、下まぶたから先にメークしてみてくださいね。
目元は顔全体の印象を大きく左右します。ちょっとした工夫で、「元気で明るい印象」へ変わりますよ。
京 なつき
1989年、那覇市出身。県内の美容系専門学校を卒業後、東京のエステサロンや大手オーガニック化粧品店で勤務。2017年に那覇市でKYO MAKE-UP SALONをオープン。
『週刊ほ〜むぷらざ』 おとなのメークアップレッスン⑥
第1981号 2025年07月31日掲載