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2023年2月2日更新
日常生活にスパイス活用を|心も体も健康に沖縄アーユルヴェーダ −80−
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は、アーユルヴェーダ的「スパイスの活用法」です。
日常生活にスパイス活用を
飲酒は場をわきまえて
年が明けたと思ったらもうひと月たってしまいましたね。さて、新年会など、外食の機会が増え、体が重いというような方から相談を受けることがあります。運動を積極的に行うようにアドバイスしますが、スパイスを取り入れた生活もお勧めです。
例えば、私は白米が好きで何杯も食べてしまいがちですが、ターメリックライスにするとその一回で満足します。米とターメリック(ウコン)、バターかギー、その他のスパイス数種を入れて作ります。
紀元前からインドで栽培されるターメリック。アーユルヴェーダでは、その鮮やかな黄色は、めでたいことを意味する吉祥とされています。「血液の浄化」「強壮作用」「殺菌作用」が期待でき、呼吸器系の症状や皮膚炎の緩和も期待できると考えられています。成分のクルクミンにより抗酸化作用が高く、脳神経に良いと言われています。
タンパク質の多い食事に加えると腸内フローラを整え、ガスの発生を防ぐと言われ、脂溶性で油や牛乳との相性も良いです。就寝前のホットミルクにターメリックを少量入れて飲むと、質の良い睡眠が取れるとアーユルヴェーダでは考えられていますよ。「良い睡眠」は皮膚のトラブルや体調不良、精神の不安定などの改善につながります。
なお、スパイスを取る際は、取り過ぎには注意を。肝機能に障害がある場合は医師に相談することをお勧めします。
外用薬としても
ターメリックは、外用薬として皮膚のかゆみやニキビの緩和に効果が期待できます。使い方は、ぬるま湯や水で溶いたものを薄く患部に塗ります。注意点として、あまり長い時間置かずに洗い流すこと。ターメリックには「乾性」という性質があり、皮膚を乾燥させてしまうからです。少量のオイルで溶いたものを塗る方法もあります。乾燥を防ぎ、脂溶性という性質を生かすためです。肌に色が着くので、その点は注意を。
ターメリックパウダーとジンジャーパウダーを一緒にぬるま湯やオイルで溶き、捻挫や打ち身の際に湿布する使い方もあります。子どもが小さいころ、打撲した時によく使いました。色素沈着した部分のケアや指を切ってしまった際の止血剤として粉をふりかける、または水で溶いたペーストを塗る方法も。多彩な使い方があるターメリック。手に入れやすい点もうれしいですね。
ターメリックライスやカレーなど、ターメリックを使った料理の数々。口にすることで体の不調の緩和が期待できる
★知念さんが教える!
エコにつながる知恵
自らも実践する日常生活に取り入れやすい、エコ活動を知念さんが提案します。
生ゴミを堆肥に
生ごみを堆肥にする方法を紹介します。
まずは、容器を準備します。
専用容器もありますが、段ボールで作ることもできます。
段ボールの場合、まずはスノコのような物を段ボールの下に置きます。
次に、段ボールの中に土を入れ、生ごみや落ち葉を埋め、土をかぶせふ
たを閉める。あとは放っておくだけで微生物の働きにより、
生ごみを分解し堆肥を作ることができます。
ごみの量が減る上、ごみ袋の節約にもなります。
生ごみを処理する時間やお金は相当なものだと聞きます。
作った堆肥でガーデニングを楽しんでみては。
施術や商品の問い合わせは
i-PLANA(アイプラーナ)
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電話受付時間 9時〜20時
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株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート2F
恩納村冨着1550-1
電話098(964)1808
アイプラーナ北中城店
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電話090(1946)9030
メール/iplana.ayurveda@gmail.com
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1852号 2023年2月2日紙面から掲載」