ビューティー
2024年1月4日更新
オイルケア後に入浴で発汗を|心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ −91−
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は、「肌と髪、凝りについてのケア方法」です。
オイルケア後に入浴で発汗を
ゴマ油で頭や耳ほぐす
焙煎していないゴマを使用したゴマ油は色や香りが少なく使いやすい。スーパーで購入できる
明けましておめでとうございます。今年もみなさまのお役に立てるようなアーユルヴェーダの知恵を紹介したいと思います。今回は、肩や首の凝りに困るという声や、肌や髪の毛の乾燥対策、アーユルヴェーダの入浴法についてご質問をよく受けるので、ゴマ油を使ったケアと入浴発汗法をお伝えします。
アーユルヴェーダではオイルマッサージの後に体を温めることをすすめています。オイルが浸透し、硬直した筋肉をゆるめた後に熱めのシャワーや湯船に浸かり軽く汗をかくと、リラックス作用が高まるだけでなく老廃物の排せつを促進するという考えからです。実際に行うと体の芯から温まり、とても気持ちが良いですよ。毎朝行うと肌や髪の毛に艶が出てきます。私の講座の受講生もオイルケアを続けており、その変化に驚き、喜んでいます。
アーユルヴェーダのオイルケアの順番は①ヘッドマッサージ②耳のマッサージ③全身にオイルを塗ってマッサージ④シャワーや湯船に漬かる、という流れです。時間がない場合は頭部、耳、足の3カ所だけオイルを塗る方法でもOK。私はデスクワークや漆器作りで首や肩が凝った時に、そっとオイルを塗り、凝った部分に手を当てて体温で軽く温めるケアを行っています。簡単な方法ですが、かなり助けられています。
熱処理で抗酸化力UP
過去に何度か紹介していますが、オイルは太白ゴマ油を約100度まで熱し自然に冷ましたものを使用します。熱処理をすると、ゴマの成分であるリグナンの中のセサモリンという分子がセサモールという分子に変化し、より抗酸化力が高まるという研究結果が出ています。また、加熱することでゴマ油がサラッとして経皮吸収が良くなります。少量で伸びがよくなるので経済的でもありますね。
オイルを体に塗る際、冷たい場合は湯煎で温めるといいですよ。面倒な場合は手のひらにゴマ油を小さじ2ほど取り、手のひらをこすり合わせる方法でも良いと思います。
ただし、体に熱を感じる、飲酒時、皮膚に湿疹などのトラブルがあるとき、生理中や妊娠中はオイルケアを控えてください。オイルケアは「若返りのセルフケア」。ぜひ楽しんでいきましょう。
インフォメーション
【沖縄アーユルヴェーダ 基礎コース30h】
★1月7日スタート 日曜日クラス 受講生募集中!
(好評につき、クラス増設しました)
日時:隔週日曜 10時~12時
場所:北中城村美崎(対面、Zoom講座のどちらか都合の良い講座を選択できます)
内容:体質論、日々のセルフケア(生活法、運動法、食事法、薬草学、ヨーガ、ヘッドケア、経鼻法、口腔ケア、アーユルヴェーダ介護法、メンタルヘルス、関連法規)
実習:ギー作り、オイルの熱処理、消化を良くするスパイス作り、チャイ&スパイスカレー作り、沖縄野菜の栽培実践(実際に畑で野菜を育てて収穫後、アーユルヴェーダ料理を作ります)。持ち帰り可。
◆スクールに関するお問い合わせ・お申し込みは
i-PLANA 電話090-1946-9030
【スパパティヤからお年玉キャンペーン】
①シロダーラ(施術時間110分)
通常26800円→9800円(税込み)
※1日1名様 期限:2024年1月31日まで
②アビヤンガ(施術時間110分)
通常26800円→12000円(税込み)
※1日1名様 期限:2024年2月10日まで
スパに関するお問い合せ・ご予約は
電話098-964-1808(最終受付:18時)
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人
スパパティヤ
ご予約・お問い合わせ先
098-964-1808
電話受付時間11時〜22時
【これまでの記事】
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1900号 2024年1月4日紙面から掲載」