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2023年4月13日更新

子どもの肥満|気になる子育てQ&A①

社会医療法人敬愛会ちばなクリニックの木川和英小児科医長。小児科専門医

Q 子どもの肥満、気にかけるべき?
A まずは肥満度をチェックして


子どもの肥満は肥満度で測定します。肥満度とは、標準的な体重から何%オーバーしているかを示す指数です=グラフ。20%までは標準的な体重ですが、20~30%は軽度肥満、30~50%は中等度肥満、50%以上が高度肥満です。グラフに当てはまらない身長の子も、「日本小児内分泌学会 肥満度」で検索すると、同会のホームページからグラフを入手できます。


軽度肥満までは検査での異常は多くないので、それほど気にする必要はないでしょう。

一方で、以前調査をした時に、中等度・高度の肥満になると、脂肪肝や尿酸値が高い子の割合が高い、という結果が出ました。ほかに、骨の成熟度が早まるため伸び止まりが早く低身長になりやすい、思春期が早めに来る、といった影響も出てきます。

また、思春期の肥満の7割ほどが大人の肥満に移行すると言われていて、大人の肥満は生活習慣病へのリスクが高まります。子どものうちに、生活習慣を改善することは大切です。

中等度以上の肥満や、急に体重が増えた、という場合は生活習慣を見直してみましょう。中部地区では、小中学校の学校健診で高度肥満の子に、病院受診を促しています。

次回は、生活習慣の見直し方を紹介します。




社会医療法人敬愛会ちばなクリニックの木川和英小児科医長。小児科専門医


『週刊ほ〜むぷらざ』第1862号 2023年4月13日掲載

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