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2024年5月23日更新

イナムドゥチ|ごちそうレシピ

[親しみ深い味 祝い事の定番]
今回は沖縄風炊き込みご飯の「クファジューシー」、白みそでこってりした風味に仕上げた「イナムドゥチ」、シャキッとした食感が楽しい「スヌイの酢の物」の3品を紹介。長年親しまれ、祝い事には欠かせない琉球料理です。
仲村公子(松本料理学院講師)

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イナムドゥチ
白みそのコクたっぷりイナムドゥチ

【材料(5人分) 調理目安時間約30分】

豚だし………………………2カップ
かつおだし…………………3カップ
豚三枚肉(ゆで)…………100グラム
干しシイタケ………………3枚

コンニャク…………………200グラム
厚揚げ(薄揚げでも可)…100グラム
※薄揚げなら1~2枚。

カステラかまぼこ…………100グラム
白みそ(甘口)……………100~130グラム
※みその分量はみその種類によって加減する。甘過ぎてコシが弱いときは、中辛くらいのみそと混ぜて使う。


【作り方】
 豚三枚肉は丸ごとゆで、軟らかくなったら長さ4センチ、幅1センチの短冊に切る。脂肪の多い部分は塩を振ってしばらくおき、熱湯に入れて再びゆでる。

 干しシイタケは水に戻し、石づきを取って長さ4センチの薄切りにする。

 コンニャクは長さ4センチの短冊に切り=写真、軽くゆでる。


4 厚揚げ(または薄揚げ)は熱湯に入れて油抜きをし、長さ4センチの短冊に切る。

5 カステラかまぼこも長さ4センチの短冊に切る。

6 鍋に分量の豚だし・かつおだしを火にかけて、1の豚肉と2のシイタケを入れて煮立てる。そして、3のコンニャクと4の厚揚げ(または薄揚げ)を加えて再び煮立て、最後にカステラかまぼこと白みそを加えて=写真=仕上げる。

※具だくさん、白みそこってりでトロリと仕上げる。
 
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料理の基本をおさえよう!
調理の過程でよく耳にする料理の基本用語などをピックアップして紹介します!

だしの取り方

〈豚だしの取り方〉


〈材料〉
豚骨3キログラム/水約8リットル

〈手順〉
 豚骨を熱湯に入れて洗う=写真。

 分量の水に1を入れ、吹きこぼれに注意し、アクが出やすいように強火で沸騰させる。

 大きなアクが出てこなくなったら、火加減を落として中火で煮込む。細かいアクや脂を小まめに取り除く。水の量が半分ほどになるまで煮込む。

 布巾でこす。

★小分けにして、日にちを書いて冷凍保存。使う際は、レンジでの解凍がおすすめ。3カ月ほどで使い切るのが良い。

★豚骨は3キログラム以上使うのがおすすめ。分量がある方が、だしを取りやすい。


〈かつおだしの取り方〉


〈材料〉
削り節(厚削り)50グラム/水6カップ

〈手順〉
 鍋に水を入れ、沸騰したら削り節を入れる=写真。中火で1~2分煮る。

 アクが出てきたら取る。煮立て過ぎるとえぐみが出るので要注意。火を止め、1~2分置いて、かつお節が静かに沈むまで待つ。

 布巾でこす。ゆっくりこすとにごらない。

※「松本嘉代子のイチから琉球料理~家庭の料理の作り方~」より


【ごちそうレシピ】
◉クファジューシー豚肉のうまみが詰まったクファジューシー
◉スヌイの酢の物爽やかな酸味が広がるスヌイの酢の物



仲村公子(松本料理学院講師)
『週刊ほ~むぷらざ』ごちそうレシピ
第1920号 2024年05月23日掲載

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