毎日のレシピ
2017年3月9日更新
田芋の茎で作る伝統料理 ムジヌ汁|沖縄のごちそうレシピ
あく抜きが必要なタームジ(田イモの茎)を使った「ムジヌ汁」は、風味豊かで滋味深い一品。下ごしらえから丁寧に調理した一品は、手作りならではのおいしさです。
講師:松本嘉代子(松本料理学院学院長)
白みそとムジがまったり溶け合う
ムジヌ汁
材料(5人分)調理時間35分
タームジ(田イモの茎) | 700g |
※あれば小イモ付き(ゆでる) | |
豚三枚肉(ゆでる) | 1/3丁 |
豚だし+かつおだし | 4カップ(小イモも入れる場合は5カップ) |
白みそ | 150g |
作り方
1. | タームジ=写真上=は両手にビニール袋か手袋をして洗い、切り口に包丁をあてて薄皮を取る。タームジを手に持ったまま、水に4cm長さの三~四つに切り落とし、あくを抜き=写真中、写真下、軟らかめにゆでておく。※空気に触れると酸化するので、急いで水に取る。くったりと軟らかくなるまでゆでると、あくが取れる。 |
2. | 豚三枚肉は丸ごとゆでて厚めの短冊に切る。 |
3. | 豆腐は約1.5cm角の5cm長さに切っておく。 |
4. | 鍋に分量の豚だしとかつおだしを入れて火にかけ、煮立ったら豚三枚肉とタームジ(あればゆでた小イモ)を入れる。 |
5. | 再び煮立ったら豆腐とみそを溶き入れ、軽く煮て仕上げる。 |
<完成> |
身近な料理に先人の知恵
・揚げかまぼこ
・大根のジージキ(地漬け)
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講師
松本嘉代子(まつもと・かよこ)
1969年、沖縄県那覇市に松本料理学院設立、学院長。NPO日本食育インストラクター1級、全国料理学校協会 教員認定資格 特別師範、栄養士。琉球料理、沖縄家庭料理に精通し、幅広く活動。タイムス住宅新聞社発行の週刊ほ〜むぷらざで「ごちそうレシピ」「沖縄の行事と食」「イチから琉球料理」などのコーナーでもその魅力を多くの人に発信している。
編集/栄野川里奈子
『週刊ほーむぷらざ』ごちそうレシピ
第1547号 2017年3月9日掲載
[レシピ・ムジヌ汁・琉球料理]