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2025年3月20日更新

体重を大きく落とすには|健康チャレンジ!(60)

医師の安谷屋徳章さんが、ダイエットについて話します。
文・安谷屋徳章

体重を大きく落とすには

肥満を解消したい人の中には大きく体重を落としたい人もいると思います。体重を10キロ以上落としたい人がこれに当たるかと思います。この場合、食べる量を大きく減らす必要があります。つまり、口にしたものの総カロリーを減らさないといけません。ただ食べる量を減らせば体重は落ちるので簡単といえば簡単ですが、そこには大きな落とし穴があります。

まず、このダイエット方法の食事が、お米やパン、おやつなど糖質中心の場合、体重は落ちるのですが、筋肉が多く落ちて脂肪は少ししか落ちません。一方、肉類、魚介類、卵、大豆食品のようなタンパク質と野菜、海藻を中心にすると、体重も落ちて脂肪も多く落ちます。体重が大きく落ちるときには、どうしても一緒に筋肉も落ちるのですが、糖質中心に比べると、この食事内容の方が健康的な痩せ方と言えます。筋肉を多く落として体重を落とすやり方は、体力を削って痩せたとも考えられ、健康的とは言えません。

おなかを空かせないで痩せたい、食べたいものを我慢しないで痩せたいという人がいますが、大きく体重を落としたい場合は不可能です。これだと目的は達せられないので現実的な方法を選んだ方がいいです。口にしたものの総カロリーをきちんと減らしましょう。多少の我慢は必要です。

ここで一つ知ってほしいことがあります。例えば、体重80キロを60キロまで落とした人がいて、食べる量が80キロのころの3分の1以下になったとします。この人はおなかが空くのを我慢しているでしょうか? 強い精神力でストイックな人なのでしょうか? 

答えはNOです。食事量が3分の1以下になっても、それに慣れたので我慢する必要がないのです。大食漢から小食の体質に変わったのです。ダイエットは、しっかり時間をかけて体質を改善することが大事だということを心に留めてください。



あだにや・のりあき。糖尿病や生活習慣病の改善を専門とするゆいゆい内科クリニック院長。自身も糖質コントロールで20キロ痩せた。著書に「沖縄の医師が教える糖質コントロール健康法」など

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毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」健康チャレンジ!
第1962号 2025年3月20日紙面から掲載

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