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2022年2月10日更新

[沖縄・マネー術]人生100年時代のマネー計画|女性のイマドキ!マネー術[35]

文・岡田有里(ファイナンシャルプランナー)

老後資金作りは65歳がピークじゃない

人生100年時代のマネー計画

人生100年時代についての調査によると、最大の不安は「老後の生活」と20~70代の全ての世代が答えました(くらしとお金に関する調査2018 日本FP協会)。特に40~50代では67~72%が「老後の生活」が不安と答えています。その背景として、65歳定年退職までに老後資金を貯(た)めるという定説にとらわれ過ぎて不安を大きくしていないか、と筆者は心配しています。


なぜ老後資金は貯まらない?

老後資金貯蓄で苦戦する理由は、大きく二つあります。一つ目は長年にわたる給与所得の伸び悩みです。国税庁調査によると2020年の平均給与は433万円で、2010年の412万円と比べ横ばいでした(2020年分民間給与実態統計調査)。この間の増税や物価上昇を考慮すると実質的な収入は減少したと言え、老後資金を貯める余力不足に陥っているようです。二つ目は長寿社会においてライフイベントが後ろにずれていることです。例えば晩婚晩産が進んだ結果、30代後半に結婚出産、50代は教育費の支払いに追われ、子育てが終わるのは定年直前の60代。その後も住宅ローンが70歳ごろまで続くため、老後資金を貯めるタイミングを逃すパターンが増加の一途です。


貯められる人は何が違う?

同じ条件の人生を送っていても貯められる人と貯められない人がいます。両者の違いは所得の高い低いではなく、マネーの知識不足が根底にあると筆者は感じます。

[表1]は2千万円を貯めるために必要な預金積立額または積立運用額(月額)を世代ごとにまとめた物です。20~30代にiDeCoやNISAなど国の制度を学んで資産形成に取り入れると比較的少ない月額で老後資金を貯められますが、55歳から始めると65歳までの普通貯金で16.7万円、積み立て運用でも13.5万円と家計にずっしりと負担になる金額になってしまうのです。
 



あきらめるのは早い

50代に入るともう間に合わないとあきらめ始める人が増えます。しかし、人生100年時代において50歳は折り返し地点で、人生後半のスタート地点です。ミドル・シニア世代で老後資金が不安という方は「老後資金づくりは65歳までに終える」という定説を捨ててみましょう。できるだけ長く働いて貯蓄を続け、75歳をピークに老後資金を貯める計画や、年金の繰り下げ受給など、具体的な目標と計画をすぐに立てましょう。そのためにもマネー知識は重要です。家計管理、貯蓄運用、年金の仕組み、社会保障など老後の生活に影響するさまざまな情報を集めてすぐに行動しましょう。

「もっと早く始めておけば…」と後悔することは長い人生でいくつもあると思います。しかし、今できることをすぐに行動に移すことで挽回のチャンスはあると筆者は考えます。「間に合わない」「もう無理」と立ち止まると時間だけが流れてしまいます。20年後に「あの時、始めて良かった」と自分が納得できることが目標です。
 

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おかだ・ゆり/ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業を経て沖縄へ。女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動
『週刊ほ〜むぷらざ』女性のイマドキ!マネー術
第1801号 2022年2月10日掲載

この記事のキュレーター

キュレーター
岡田有里

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ファイナンシャルプランナー。ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業に就職し海外勤務を経験し、2000年に沖縄へ。「私の未来に安心を!」をテーマに、女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動。

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