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2021年10月7日更新
[沖縄]10月は乳がん月間|保険で備える 通院治療への保障まで
さまざまな保険会社の商品を取り扱う、ほけんの相談ショップ。サンエー豊見城ウイングシティ店の東江佑子さんは「保険に加入することで乳がんに罹患した際の金銭的な負担を軽減できる」と提案する。
Q 保険加入のメリットは?
A 経済的な負担を軽くし、治療に専念できることが、保険に加入する一番のメリットだと思います。
乳がんの治療には、手術のほかにも放射線治療や抗がん剤治療、ホルモン剤治療などがあります。抗がん剤やホルモン剤を使った薬物治療を行う場合、その期間は2~5年と長引くことも。最近の研究では手術後5年以上経過した場合でも再発するリスクが分かっており、再発防止のために10年以上のホルモン療法を医師から勧められる場合もあるそうです。
また、治療費のほかにも、抗がん剤の副作用でウィッグが必要になる場合や、胸をサポートする専用の下着にお金がかかることもあります。さらに、治療中は体調がすぐれず、思うように働けない場合も考えられます。「収入は減るのに、出費は増える」という状況は不安ではないでしょうか。現在は、収入を補う保障が付いた保険もあります。
Q 乳がんに備えるには?
A 乳がんに保険で備えるには、大きく分けて二つの方法があります。一つはがん保険への加入です。乳がんに限らず、がんに特化した保険で、がんに罹患した親族がいる方が、がん保険への加入を検討するケースも多いです。
二つ目が医療保険に女性特約を付加する方法。こちらの特徴は、がん以外の病気やケガも保障の対象になり、乳がんの場合は女性特約の部分が適用されます。この二つの中でも、月々の保険料が安い掛け捨てタイプや、保険を使わなかった場合には保険料が戻るものなどその種類はさまざま。一人一人のライフスタイルや収入、家族構成などによって適する保険が異なるため、加入時は「何に備えたいのか」という目的を明確にすることが大切です。
Q 加入の際のポイントは?
A ポイントは三つあります。まずは保険金の受け取り方です。がんと診断されたら一時金としてまとまったお金が受け取れるタイプだと、治療費のほかに生活費として使うことも可能。再発の際も一時金が受け取れるタイプもあります。
次に通院治療への保障の有無です。近年のがん治療は、短期で入院後、通院で治療するスタイルが一般的。通院の回数や内容に応じて保険金が支払われるタイプもあり、抗がん剤や放射線、ホルモン療法なども保障されるか否か、通院治療の日数の制限なども注意して確認しましょう。
最後に上皮内がんへの保障です。上皮内がんとは、がん細胞が上皮内にとどまっている初期のがんのこと(部位によって定義は異なる)。上皮内がんも治療が必要なので、保障がある保険だと安心です。
ほとんどの保険は、同じ保障内容でも年齢が若い方ほど保険料が安くなります。病気にかかってしまうと保険に入りづらくなる場合もあるので、若くて健康なうちに備えておくと安心です。
Q 保険の見直しは必要?
A 治療方法の進化に合わせて保険商品も保障内容が変化しており、3~5年を目安に保障内容を確認するのがおすすめです。古いタイプの保険だと、上皮内がんに対応していない商品も多く、「備えているつもりだったのに思ったより保険金の額が少なかった」となることも。そのようなことがないよう、保障内容をしっかり確認することが大切です。
また、がん保険や生命保険は、転職で収入が変わった場合や、子どもが独立した際なども保障内容を見直すタイミングです。
保険は万が一の際に役立ちます。不安や迷いがある場合は、気軽にご相談ください。
保険選び ココに注目して選ぼう!
①診断一時金の有無・回数
がん治療は短期で入院後、通院で治療するのが今の時代。抗がん剤やホルモン治療も保障されるか確認を。また、通院治療の日数制限も合わせて確認しよう。
②通院治療への保障内容
「がん」と診断された際に一時金が受け取れると、治療費以外にも使うことができる。その金額や、支払われる条件・回数をチェックしておこう。
③上皮内がんへの保障の有無
上皮内がんは適切な治療を受ければ、再発や転移の可能性が低いと言われている。上皮内がんへの保障もあると安心。
東江 佑子さん
あがりえ・ゆうこ/ほけんの相談ショップサンエー豊見城ウイングシティ店店長
保険の種類は多く、ライフスタイルや家族構成、年齢などによっても適する保険は一人一人異なります。まずは気軽にご相談ください!
ほけんの相談ショップ 店舗一覧・予約はこちらから。
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A 経済的な負担を軽くし、治療に専念できることが、保険に加入する一番のメリットだと思います。
乳がんの治療には、手術のほかにも放射線治療や抗がん剤治療、ホルモン剤治療などがあります。抗がん剤やホルモン剤を使った薬物治療を行う場合、その期間は2~5年と長引くことも。最近の研究では手術後5年以上経過した場合でも再発するリスクが分かっており、再発防止のために10年以上のホルモン療法を医師から勧められる場合もあるそうです。
また、治療費のほかにも、抗がん剤の副作用でウィッグが必要になる場合や、胸をサポートする専用の下着にお金がかかることもあります。さらに、治療中は体調がすぐれず、思うように働けない場合も考えられます。「収入は減るのに、出費は増える」という状況は不安ではないでしょうか。現在は、収入を補う保障が付いた保険もあります。
Q 乳がんに備えるには?
A 乳がんに保険で備えるには、大きく分けて二つの方法があります。一つはがん保険への加入です。乳がんに限らず、がんに特化した保険で、がんに罹患した親族がいる方が、がん保険への加入を検討するケースも多いです。
二つ目が医療保険に女性特約を付加する方法。こちらの特徴は、がん以外の病気やケガも保障の対象になり、乳がんの場合は女性特約の部分が適用されます。この二つの中でも、月々の保険料が安い掛け捨てタイプや、保険を使わなかった場合には保険料が戻るものなどその種類はさまざま。一人一人のライフスタイルや収入、家族構成などによって適する保険が異なるため、加入時は「何に備えたいのか」という目的を明確にすることが大切です。
Q 加入の際のポイントは?
A ポイントは三つあります。まずは保険金の受け取り方です。がんと診断されたら一時金としてまとまったお金が受け取れるタイプだと、治療費のほかに生活費として使うことも可能。再発の際も一時金が受け取れるタイプもあります。
次に通院治療への保障の有無です。近年のがん治療は、短期で入院後、通院で治療するスタイルが一般的。通院の回数や内容に応じて保険金が支払われるタイプもあり、抗がん剤や放射線、ホルモン療法なども保障されるか否か、通院治療の日数の制限なども注意して確認しましょう。
最後に上皮内がんへの保障です。上皮内がんとは、がん細胞が上皮内にとどまっている初期のがんのこと(部位によって定義は異なる)。上皮内がんも治療が必要なので、保障がある保険だと安心です。
ほとんどの保険は、同じ保障内容でも年齢が若い方ほど保険料が安くなります。病気にかかってしまうと保険に入りづらくなる場合もあるので、若くて健康なうちに備えておくと安心です。
Q 保険の見直しは必要?
A 治療方法の進化に合わせて保険商品も保障内容が変化しており、3~5年を目安に保障内容を確認するのがおすすめです。古いタイプの保険だと、上皮内がんに対応していない商品も多く、「備えているつもりだったのに思ったより保険金の額が少なかった」となることも。そのようなことがないよう、保障内容をしっかり確認することが大切です。
また、がん保険や生命保険は、転職で収入が変わった場合や、子どもが独立した際なども保障内容を見直すタイミングです。
保険は万が一の際に役立ちます。不安や迷いがある場合は、気軽にご相談ください。
保険選び ココに注目して選ぼう!
①診断一時金の有無・回数
がん治療は短期で入院後、通院で治療するのが今の時代。抗がん剤やホルモン治療も保障されるか確認を。また、通院治療の日数制限も合わせて確認しよう。
②通院治療への保障内容
「がん」と診断された際に一時金が受け取れると、治療費以外にも使うことができる。その金額や、支払われる条件・回数をチェックしておこう。
③上皮内がんへの保障の有無
上皮内がんは適切な治療を受ければ、再発や転移の可能性が低いと言われている。上皮内がんへの保障もあると安心。
東江 佑子さん
あがりえ・ゆうこ/ほけんの相談ショップサンエー豊見城ウイングシティ店店長
保険の種類は多く、ライフスタイルや家族構成、年齢などによっても適する保険は一人一人異なります。まずは気軽にご相談ください!
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第1783号 2021年10月7日掲載