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2023年8月31日更新
ひと、地域、歴史、文化 つながる縁、受け継ぎ50年|ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
2016年にリブランドした「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城」は、ホテルが建てられて今年で50年になる。変わらないホテルの魅力と、リブランドしてグレードアップしているところをスタッフの皆さんに教えてもらいました。
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ホテルの個性はそのままに 社員教育・地域貢献に傾注
1973年、首里の丘で開業した「沖縄グランドキャッスル」は、2016年に「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城」としてリブランドした。マーケティングコミュニケーションズの金城菜穂子さんは「ダブルツリーbyヒルトンのモットーは、お客さまにとって自宅に戻って来たようなくつろぎの空間を提供すること。お客さまとスタッフの距離が近いグランドキャッスルの伝統的なホテルの雰囲気と通ずるものがあり、そこは変わらず大事にしています」と話す。
開業当時のホテルの外観
リブランドによって社員教育が充実。「社員は誰でも平等にトレーニングを受けて、スキルアップしキャリアを積むことができます」。ヒルトンの理念から地域に根差した社会貢献活動(TWP)にも力を入れている。また、イギリス出身の総支配人がこだわりぬいた本場英国式アフタヌーンティーが沖縄で味わえるといった、世界的なホテルチェーンならではの楽しみも加わっている。
総支配人こだわりの英国式アフタヌーンティー
地域の憩いのダイニング お客様との距離を大事に
グランドキャッスルカフェ グランドキャッスルダイニング
支配人 桑江 夏季さん
桑江夏季さんは、ホテルに勤めて20年ほど。桑江さんの両親も昔このホテルに勤めていたという。桑江さんは「母は、自分が勤めていたホテルで娘が同じ職種に就いたことに驚きと誇らしい気持ちを感じたそうです。現在、母は別の職場で働いていて、同じ職種で働く者同士、親子で仕事の悩みなどを相談し合うこともあります」と話す。
ホテルのレストランは地元首里の人たちが模合や定例会などで長年利用していて、カフェも地域の憩いの場になっているという。「皆さん自分の家のようにくつろいでいます。スタッフと世間話をしたり、名前で呼んでくれたりと、親しく接してくださる方もいます。リブランドしてからダブルツリーbyヒルトンのブランド名は徐々に県民の皆さまに浸透してきていますが、ホテルの雰囲気はこれまでと変わらず、お客さまとの距離が近い接客を大事にしています」
料理もローストビーフやチーズケーキなど長年愛され続けるメニューがある。
低温調理で仕上げた自慢のローストビーフ
SUI(首里)グルメ ~スパイス&ハーブランチビュッフェ~
沖縄食材も取り入れたバラエティー豊富なビュッフェ
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キーワード: ダブルツリー 首里城
レストラン予約:TEL 098-886-5477(9:30〜17:00)
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
グランドキャッスルダイニング
【期間】
2023年9月1日(金)~9月30日(土)
【時間】
11:30~15:00(ラストオーダー14:30)
<1部>11:30~13:00
<2部>13:30~15:00
独自の味付け 絶品の中国料理
中国料理 舜天
外間 裕樹さん
「中国料理 舜天」の料理人・外間裕樹さんは、2020年にヒルトングループ各ホテルの料理人が競うコンテストで優勝した。また、全国の料理コンテストにも積極的に参加している。「ライバルと競うことが技術を磨く励みになるし、コンテストのテーマになった食材について深く知ることにつながる」 舜天の魅力は、広東・四川料理をベースとして独自にブレンドした調味料による味付け。皮から手作りの点心も人気だ。「基本は体に優しい味。その舜天独自の味と中華の基本をしっかり守りつつ、県産食材をはじめさまざまな食材を使い、洋食の技巧を取り入れるなど枠にとらわれない料理を提供しています」。 また、若手の料理人たちが3カ月ごとに持ち回りで、それぞれの個性を発揮した期間限定メニューを提供している。
皮も手作り、熱々の点心は人気メニュー
多彩な中華の創作料理も舜天の魅力▲▼
料理長考案の一品
「中国料理 舜天」の渾身の一品は、「スッポンの漢方スープ」(右)。比嘉紀安料理長が厳選した薬膳食材に県産のスッポンを組み合わせた一品。滋養があって元気が出ると好評だ。
県産すっぽんを使ったスープには、11種類の薬膳食材を独自に調合
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レストラン予約:TEL 098-886-5477(9:30〜17:00)
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
中国料理 舜天
【期間】
2023年9月1日(金)~9月30日(土)※火曜定休
【時間】
ランチ 11:30~14:30(ラストオーダー14:00)
ディナー 17:30~21:30(ラストオーダー20:30)
披露宴、トゥシビー、 家族で祝う人生の節目
営業部 アシスタント セールスマネージャー
赤嶺 藤乃さん
赤嶺藤乃さんは、宴会などを担当している。赤嶺さんは「リピーターが多く、タンカーユーエー(1歳の誕生祝い)、結婚披露宴、トゥシビー(生年祝い)と人生の節目節目で当ホテルを利用していただいております。地域の方に支えられての50年です」と話す。
赤嶺さんの印象に残っている祝宴は、きょうだい親戚7人合同での生年祝い。99歳(白寿)、97歳(カジマヤー)、90歳(卒寿)、88歳(米寿)、85歳(トゥシビー)、80歳(傘寿)を祝った。「お孫さんが企画されたのですが、ホテル近隣にお住まいで、小さい頃から利用してきたこのホテルで祝いたいという思いがあったようです」
宴が終わり喜びの笑顔で帰る姿を見送るのが赤嶺さんのやりがい。「これからも、お客さまの立場に立った対応を心掛けて、皆さまの思い出に残る祝宴をお手伝いしたい」
あらゆるシーンに対応できる大宴会場
地域に根差した独自のSDGs
ヒルトングループでは、TWP(Travel With Purpose)と呼ばれる独自のSDGs活動を展開している。各ホテルが地域に根差した社会貢献活動を行い、活動内容を共有している。
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城はこれまで、母子支援センターへのクリスマスケーキ・弁当のデリバリーをはじめ、首里城漆喰はがしボランティア、敷地内にミツバチの巣箱を設置して環境保全への意識を高める「ミツバチプロジェクト」など、さまざまな活動を行ってきた。昨年は、地元の首里高校と連携して、同校とホテル館内で食料品の寄付を募りフードバンクに届けた。また、ホテルスタッフが講師となって首里高校の生徒たちとフードバンク活動についての学習会も行った。
ホテル敷地にミツバチの巣箱を設置
首里高校とコラボしたフードバンク活動
『週刊ほ〜むぷらざ』 第1862号 2023年8月31日掲載
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