ブライダル
2018年8月23日更新
[専門学校 沖縄ブライダルモード学園2018]学生が作り上げた感動の挙式
専門学校沖縄ブライダルモード学園(北谷町)が生徒による模擬挙式を行った。生徒たちは学んだことを生かし、人前結婚式から披露宴まで、すべて自分たちで作り上げた。列席者の目に涙があふれた。感動の模擬挙式となった。
専門学校 沖縄ブライダルモード学園
学生が作り上げた感動の挙式
模擬挙式は2018年8月2日、チャタンハーバーブルワリー&レストランで行われた。列席者は新郎新婦の親族、学生の保護者、高校生など総勢75人。
模擬挙式といって、新郎新婦は4月に「結婚式を挙げていないこと」を条件に一般公募により決定。選ばれた2人とともに、ウェディングプランナー担当の学生が実際に要望を聞き、4カ月間、やり取りを重ねた。そこから企画、進行、演出、制作などすべてを練り、作り上げられた。
テーブルセッティングを終え、座席の割り振りを入念にチェック。一人一人の名前を書いたネームカードを並べる
当日は急な雨模様となったが、会場のレイアウト変更や開場を早めるなど、生徒たちは冷静に対応した。披露宴の進行では、プロ顔負けの司会担当や1年生によるダンス披露が会場を盛り上げた。
今回は学校外の場所を会場にし、地球環境に配慮した飾り付けをし、自然環境保護に目を向けたエコロジーウェディングを取り入れた。そして新郎新婦から「笑顔で明るい雰囲気で、感謝を伝えたい」という要望を受け、リーダーを務めた平識裕都さん(19)は「“スマイルファミリーからの感謝”をコンセプトにした」と話す。
披露宴の終盤に新婦から母への手紙が読まれ、安堵した様子のリーダー平識さん
平識さんは、「初めは両親への手紙を読むことを恥ずかしがっていた新婦が『やっぱり感謝の気持ちを伝えたい』と心境に変化があった。自分たちを信頼してもらい、話してもらえてとてもうれしかった」とにっこり。副リーダーの仲宗根志歩さん(19)は、「2人にとって一番良い式にするためにと、チームで臨機応変に対応できた。みんなで力を合わせられて、とてもよかった」と振り返る。
リーダーを務めた平識さんの母・利香さん(44)=うるま市=は「普段は見ることができない息子の成長を間近で見ることができて感動した。応援することしかできないが、ウエディング業界を引っ張っていく人材になって欲しい」と連日夜遅くまで頑張っていた息子にエールを送った。
佐久川瑠子さん(17)=恩納村=は「こんなすてきな結婚式ができるようになりたい」と将来の自分と重ねて、目を輝かせた。大宜味盛悟さん(18)=東村=は「普通の結婚式とは違っていた。新婦の母親がベールを掛ける瞬間が感動的だった」と感想を話した。
毎年開催される模擬挙式のクオリティーが年々高まる同校では、沖縄のブライダル業界をけん引していく優秀な人材が育つ環境が整っている。
多肉植物が植えられたミニポットでテーブルを飾る。美しい海を未来につなぐため、35コーヒーが行っているベビーサンゴの育成への募金を列席者にも呼び掛け、卓上に募金箱を設置した
8月に1歳を迎える新郎新婦の子どものタンカーユーエーを演出した
記念撮影ではいい表情引き出そうと一生懸命呼びかける
新郎新婦がリラックスできるよう笑顔で接し、細やかに準備を整える学生たち
かりゆしアーバンリゾート那覇からかりゆしウェアの提供があり、爽やかな印象で揃った学生たち
専門学校概要
専門学校 沖縄ブライダルモード学園
2019年度より夜科スタート
・昼科(定員 男女30人)
・夜科(定員 男女20人)
沖縄県中頭郡北谷町伊平204番地(地図)
0800-200-0412
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『週刊ほーむぷらざ』第1622号 2018年8月23日掲載
※この企画は、将来に希望・目標をもって学ぶ姿を伝え、学びの場を応援します。
※この企画は随時掲載します。
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