ビューティー
2025年12月4日更新
会食や飲酒が増える年末年始 沖縄のアーユルヴェーダ専門家が教える、健やかに過ごすコツ|心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ −114−
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA)が紹介します。今回は「会食や飲酒の機会が増える年末年始の健やかな過ごし方」について。
満腹に注意!未消化が老化に
年末年始を健やかに

月日がたつのは早いもので師走を迎え、いよいよ年の瀬となりました。風が冷たく寒くなってきましたが皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
私の畑にはアーユルヴェーダのハーブを数種類、植えていますが、今年は台風が来なかったためかグングン伸びています。おかげでキッチンにはいつもハーブがたくさん! カレーやスープ、お茶にしていただきますが、その香りを嗅ぐと不思議と元気、やる気が出てきます。味だけでなく、香りで脳が良い刺激を受けるのですね。
ハーブに限らず、この季節は夏に元気がなくなった花々が育ちはじめ、市場にはたくさんの野菜が並びます。凝ったお料理も良いですが、アーユルヴェーダは季節の食材をサッと炒める、煮る、蒸す、焼くなどシンプルな食べ方を薦めています。「季節感のある暮らし」、そしてその「土地の伝統食」をアーユルヴェーダは薦めています。
飲酒は楽しく親しい人と
忘年会シーズンで会食や飲酒の場が増えてきました。アーユルヴェーダでは満腹を薦めておらず、胃の3分の1は固体(食べ物)、3分の1を液体(水分や汁物)で満たし、残りは空けておくのを理想としています。
これは、空間があることで食べ物と液体が合わさり、効率的に消化・吸収を行えるという考えから。特に夕食はできるだけ早い時間に済ませ、就寝まで時間をかけて消化することで、良い睡眠、ひいてはダイエットにもつながります。未消化こそ老化の原因と考えられていますから、お気をつけて!
また飲酒については、次のように説いています。
・飲酒は楽しい雰囲気の中で喜びの気分で親しい人と飲む
・視力と思考力が損なわれない程度に飲む
・飲酒は体に熱を与え、その後乾燥させるという考えから油分の多い食事と一緒にとる
・酒は毒と同じ性質を持つので飲み過ぎに注意する
・不安、悲哀、恐怖、怒りの感情があるときは飲酒を避ける(酒の量が増えがち、依存につながる)
・精神修養を目的とする方は酒を避ける
(アーユルヴェーダ健康法・ウパディヤヤ・カリンジェ・クリシュナより)
これから年末年始にかけて、私たちの脳と体は大忙し。胃腸は健康の要だといいますから新年を健やかに迎えるために食生活や普段の行動に落ち着きをもって過ごしていきたいですね!
本年も「心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ」に目を通していただきありがとうございました。多くの方々にお声をかけていただき、うれしく思います。新年が皆さまにとって素晴らしい年になりますように。
インフォメーション
◆好評につき「2人のセラピストが行う伝統的なアビヤンガ」を延長
《期 間》12月27日まで(12月14~17日を除く)
《内 容》カウンセリング → ヘッドマッサージ → アビヤンガ(全身のオイルマッサージ) → ハーバルスチームバス(薬草サウナ)→ アフターカウンセリング
《料 金》・110分・2万6800円(税込み)→ 9800円(税込み)1日2人限定
※オプション「パトラピンダスヴェーダ」
《内 容》冷えやコリを緩和するハーブを布で包んでボール状にし、薬草オイルに浸した発汗療法。
《料 金》2500円(税込み)
《問い合わせ》スパパティヤ 電話=098-964-1808

株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人
ご予約・お問い合わせ先
スパパティヤ
098-964-1808
電話受付時間11時〜22時
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【これまでの記事】
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1999号 2025年12月04日紙面から掲載」














