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2024年8月22日更新

眼瞼下垂について教えてください。|はじめての美容医療⑤

当山拓也氏(とうやまたくや)  当山美容形成外科 院長
美容医療に関する疑問、質問、あなたのお悩みにお応えします。



眼瞼(がんけん)下垂について教えてください


Q1 眼瞼下垂の原因は?

A 眼瞼下垂とは何らかの原因で、目が思うように開きにくくなる状態のことを言います。主な原因は加齢性変化ですが、それ以外にも使っているお薬やハードコンタクトレンズの長期の使用、アレルギーなどがあります。



Q2 どのような治療がありますか?

A 今のところ治療は手術しかありません。ほとんどの場合、二重の線に沿って切開し、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)というまぶたを開く筋肉を周りの組織から剥がして、固定し直します。まれに生まれつき目を開く筋肉の力が弱い人がいるので、その場合には太ももから筋肉の膜を移植する手術になります。



Q3 眼瞼下垂の症状はどういったものですか?

A 目がうまく開かないことで、文字が読みにくい、肩こりや頭痛がする、常に眠たい、視野が妨げられるといった不都合が生じることが多いです。眼瞼下垂の治療をすることで全ての症状が改善するわけではありませんが、術後目が開くことでそのような症状が改善する方もいらっしゃいます。



Q4 眼瞼下垂は保険で治療が可能ですか?

A 眼瞼下垂症の手術は機能的な改善を目指す治療です。したがって手術は日常生活に困っていて、機能的な問題があると診断した場合は保険診療での治療になります。一方で、二重をぱっちりさせたい、たるみを改善させたいといった見た目の改善を目的とした場合は保険診療の適応にはなりませんのでご注意ください。



Q5 眼瞼下垂かなと思ったらどこへ行けばよいですか?

A 形成外科は機能的な面と整容面、両方に配慮した治療が得意な診療科です。特に目もとは小さな変化でも、見た目に大きな影響を与えることがあります。また、眼瞼下垂以外の病気が含まれている可能性もありますので、いきなり手術は不安だという方は、まず眼科を受診されても良いと思います。

 

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教えてくれたのは
当山拓也 氏(とうやまたくや)
当山美容形成外科 院長


『週刊ほ〜むぷらざ』はじめての美容医療
第1933号 2024年08月22日掲載

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funokinawa編集部

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