ビューティー
2022年11月3日更新
【ビューティー】心も体も健康に沖縄アーユルヴェーダ −77−
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は、アーユルヴェーダ的「晩秋の過ごし方」です。
食事を意識した晩秋の過ごし方
消化重い油脂類控える
朝、夕、風が冷たくなってきましたね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
私は農作業を楽しむ毎日。ジャガイモの植え付けで忙しく過ごしていて、収穫するのを今から楽しみにしています。食欲の秋といいますがみなさん、食べ過ぎないようにどうぞお気をつけて。
アーユルヴェーダでは暴飲暴食を行うと消化できず残ってしまった「未消化の状態」については老化を促進し、病を近付けるものと考えられています。
一年で最も体力、抵抗力、消化力が低下する季節である夏のあと、秋には少しずつ力が増すと考えられていますが、まだ万全ではないので消化が重い油脂類は控えめに。
アーユルヴェーダでは食事として取る油で最も適しているのは「ギー」だと考えられています。ギーとは、無塩バターを加熱し、こすことで余分な水分やタンパク質を除去した純粋バター。甘みがあり、冷性の性質を持ちます。
夏の灼熱(しゃくねつ)感から体がほてったように感じる場合は、お風呂に牛乳を入れ漬かると気持ちが良いですよ。牛乳の持つ油質の影響で肌はシットリし、冷性の影響で余分な熱を取りさります。
オイルを有効活用
また、オイルマッサージを行う場合は冷性の性質を持つ、オリーブオイルやココナツオイルを。逆に体に冷えを感じる場合は温性の性質を持つゴマ油がおすすめです。
冷えや乾燥は体内にも起こると考えられています。100度まで熱して自然に冷ましたゴマ油は使用する際、湯煎で人肌程度に温めます。全身に塗りますが、耳に塗ることをお忘れなく。耳鳴りを緩和する効果が期待できます。ただし、肌に赤み、かゆみがある場合は使用しない。中耳炎などの炎症がある場合は、油が耳の中に入らないように気をつけましょう。
指の先に少しゴマ油をつけ鼻の中に塗ると粘膜を保護し、乾燥を防ぎリラックス感を得ることができますよ。「鼻は脳の入り口」と考えられており、私は頭脳労働が多い時や就寝前などに活用していますよ。次の季節、冬に向けてアーユルヴェーダ的セルフケアを実践しましょう。
秋のスイーツを手作り。サツマイモやカボチャとギー、米粉を使ったケーキ
インフォメーション
◆ペアーレ沖縄タピック「アーユルヴェーダカルチャースクール」
日時/2023年1月14日・21日・28日(各土曜日)13時30分~15時
受講料/4500円(全3回)
材料費/3000円
《ご予約・お問い合わせ》
ペアーレ沖縄タピック 電話098・934・6111
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時間/10時~16時
受講料/8000円(修了書別途2000円、
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施術や商品の問い合わせは
i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
電話受付時間 9時〜20時
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株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート2F
恩納村冨着1550-1
電話098(964)1808
アイプラーナ北中城店
北中城村美崎111-4
電話090(1946)9030
メール/iplana.ayurveda@gmail.com
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1839号 2022年11月3日紙面から掲載」