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2025年10月2日更新

夏が終わっても心身疲労の「秋バテ」 整えるには生活習慣の見直しを|心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ −112−

5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は「アーユルヴェーダ的秋の過ごし方」について。

夏疲れが秋バテに 生活習慣見直して

自律神経の乱れが不調に
知念さんの菜園で花を咲かせたクワンソウ。琉球王朝時代から栽培されている薬草。沖縄伝統野菜28種の一つ

月日がたつのは早いもので今年も残すところ、3カ月足らずとなりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。私の畑では、ほんの数本ですがクワンソウ(アキノワスレクサ)がきれいなオレンジ色の花を咲かせています。朝、花を摘み熱湯でサッと湯がき甘酢に漬ける作業を楽しんでおります。漬けたクワンソウは料理に添えて使います。これから毎年、この季節に花を咲かせてくれることを願いながら世話をしています。秋の楽しみが一つ増えました。

ある方から「アーユルヴェーダで秋バテ対策はできますか」と質問を受けました。近年、耳にするようになった「秋バテ」とは夏の暑さで体力が低下し、外気と冷房との温度差で自律神経が乱れ、その乱れが戻らないまま秋を迎えて心身が疲労し、体調が万全でないことを言います。古代から続くアーユルヴェーダでも「秋は夏の間に受けた熱のエネルギーが体内で増大、悪化する季節」と考えられています。激しい運動を避け、体を酷使しないような生活をお過ごしください。精神面でもリラックスすることが大切です。心地よい環境をつくる工夫を。秋の味覚は消化力に応じて楽しみましょう。


目や頭のセルフケアも

アーユルヴェーダでは「ディナチャリヤ(1日の過ごし方)」という生活法を重要視していて、秋バテ対策としても効果が期待できます。早朝起床、瞑想(めいそう)、排せつ、頭部を含む全身のセルフケア、ヨガや軽いウオーキングなどの運動、入浴を行います。そのあとに朝食をとります。日中は学業や仕事を行い、昼食はしっかりと取ります。夕食は軽めに取り、食後3時間ほどあけてから就寝します。このような生活を習慣にすることは病を遠ざけ、長寿を得ると考えられています。

この時期のセルフケアとして頭部の余分な熱をとるヘナや、冷性の薬草オイルを使ったヘッドマッサージ、ローズウオーターをコットンに浸し10分ほどまぶたにのせて眼の疲れを軽減することなどが勧められます。

セルフケアとしては難しいと思いますがシローダーラー(額に体質や季節にあったオイルやハーブの煎じ液を垂らすアーユルヴェーダの施術)もおすすめです。脳ストレス、目の疲れ、肩こりや首こりなど頭部のケアとして、またメンタルケアとしても期待できます。

時代は変わってもアーユルヴェーダの智慧(ちえ)は何も変わりません。その土地にあるものを食し、季節感を楽しみながら次の季節「冬」に備えたいですね。

 
インフォメーション
◆シロダーラー
《内 容》夏の暑さで疲れた頭部のケア。シロダーラーのシロはサンスクリット語で頭部、ダーラーは液体を垂らし続けるとの意味があります。体質やその日の心身の状態にあわせたオイルや薬草煎じ液などを選び、頭に垂らしていきます
《料 金》26800円→9800円
《期 間》10月31日まで、1日お1人様



◆沖縄の伝統工芸を見て愉しみながら身体を調える「ぬちぐすい~漆器でおもてなしするミニサロン~」
《内容・料金》
 ヘッドマッサージ 15分2500円
 フットマッサージ 20分3500円
 ※ほ~むぷらざ特別価格
《日 時》11時~16時、10月31日まで
《場 所》モントレ沖縄スパ&リゾート2階。リニューアルOpen

《問い合わせ》スパパティヤ
 電話=098-964-1808


株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人


ご予約・お問い合わせ先
i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
電話受付時間9時〜20時

オンラインショップは下記のURLから
https://r.qrqrq.com/MuM1Fk36

【これまでの記事】
心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ

毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1990号 2025年10月2日紙面から掲載」

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