平良千尋
2017年7月7日更新
特徴別ファッションアドバイス②「背が高い」|平良千尋のコラム
funokinawaコラム・vol.9|服育コンサルタントの平良千尋さんが、服を通して自分を磨いていく <心に寄り添う服育> のヒントをお伝えします。
今回は、ご要望が多かった【背が高い】人向けのアドバイスです。
一般的に、「背が高い」と言われる女性の身長は165cm以上です。身長の低い女性は、一度のみならず身長の高い女性に憧れを抱いたことがあるはず。かく言う私こそ、その1人です。
しかしながら、身長が高いことで抱える悩みは尽きないようで、服育コンンサルティングでもよくご相談を受けます。
特に多いお悩みは、次のようなものがあります。
️洋服のサイズがない
️高いヒールが履けない
️目立つ
️強い印象を持たれる
前回の記事でもご紹介しましたが、人は身長が高いほどパワーや威厳を感じます。身長が高い男性はそれだけで優位性が高くなりますが、女性の場合はマイナスな印象を与える原因の一つになっているのかも知れませんね。
【おすすめのアイテムやコーディネート】
人の視線を横や下に誘導することで、気になる高さをうまくカムフラージュできます。
️ボーダー
→見る側の視線を左右に誘導。
️個性的なヒールまたは赤やピンクなど鮮やかな色のヒール
️視線を集めるスニーカー
️視線を引き寄せるデザインのベルト
→足元に視線を集めることで、高さから目線をそらす効果あり。
️トップスとボトムスで色を変える
️トップスとボトムスで素材を変える
→明るい色や鮮やかな色、また素材が異なる部分には境目ができるため、視線を横に誘導します。
️ワンピースやスカートの丈はひざ下が鉄則!
→ミモレ丈(ふくらはぎ真ん中くらいの丈の長さ)を選ぶとちょうどよい丈感になるはずです。
【避けて欲しいアイテムやコーディネート】
高さを強調してしまうアイテムやコーディネートは避けたほうがいいでしょう。
️長めのネックレス
️長めのスカーフ
→縦のラインを作ってしまい、人の視線を上下に誘導します。
️同系色のトップスとボトムス
→同系色にするなら、アクセサリーやベルトなどをプラスして、視線を遮ることをおすすめします。
️小さすぎる小物(バックやアクセサリー等)
→比較対象となる物を身に着けるのは、なるべく避けたほうがいいでしょう。
身長の低い方には欲しくても手に入らない、、
ミランダ・カー(175cm)のようなスラッとした身長の高さ。
ご自身の生まれもった個性(身長の高さ)を受け入れることも大切だと思います。
背が高いと存在感があり、スタイルの良さがひと際目立ちます。
外国製のお洋服を着こなせたり、フラットシューズでも見栄えがよく、ただ立っているだけでモデルのようにカッコイイ。ビジネスシーンでは、先にも触れた通り相手との関係性も優位になります。しかし、内面の女性性とのギャップがあり、魅力的に感じるなど、背が高いならではのメリットはたくさんあります。
一見、欠点だと感じる個性こそonly oneの長所に変わるもの。すべての女性には、その人が最高に輝くための個性が必ずあります。
<花開蝶自来>
~花ひらけば蝶(ちょう)おのずからくる。
誰かに気に入られるためとか、他人に認められようとか、打算的な考えなど一切なく、ただひたすら咲き続ける。あるがまま自然体でいるからこそ、たくさんの蝶がやってくる。
私たちも自分らしさを受け入れ、あるがまま自然体で自分の魅力が花ひらいた時、自然と人が集まって来たり、周りから認められて、素晴らしい引き寄せがたくさんあるのではないでしょうか。
凛(りん)として身長の高さを生かし、あなたらしく輝いてほしいと思います。
平良千尋さんのコラム
この記事のキュレーター
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1977年生まれ、那覇市出身。
服育コンサルタント。2011年にイメージコンサルタント養成スクールで、ニューヨーク流メソッドを取得。県内を中心に、服を通して自己肯定感を高める個人向けコンサルティングを手掛ける。15年から「心を育む服育プロジェクト」をスタート。専門学校の非常勤講師にも就任、「表現学」の講義を担当する。