石川智史
2016年11月12日更新
HOT or ICED どちらがお好き?|珈琲=コーヒー=の楽しみ方[Tettoh Coffee]
うるま市栄野比にある珈琲専門店。珈琲豆の風味特性を尊重しつつ、1日に何杯でも飲める柔らかな味わいを作り出す焙煎(ばいせん)を心がけています。良質な珈琲豆が持つ甘味やうま味を直火熱風釜で引き出し、焙煎してから1週間以内の豆のみを販売。みなさまの生活の一助となり、支えとなれるよう、日々コツコツと営業していきます。
暑さが続いた沖縄もちょっぴり肌寒くなってきましたね。
日に日に色濃くなる季節の移ろいにみなさまのライフスタイルも少しずつ変化しているのではないでしょうか。
さて、今回のテーマは「HOT or ICED」どちらがお好き?
当店でもホットコーヒーを注文されるお客さまが増えてまいりましたが、みなさんはどのような時にホットコーヒーを飲みたくなりますか?
おそらく多くの方が「寒くなってきた時」や「リラックスしたい時」とお答えになるのではないでしょうか。
確かに寒い日に飲むホットコーヒーは「ほっこり」した気持ちになりますよね。
その他に暑い日でもホットコーヒーを飲む楽しみ方があります。
それは「冷めるにつれて変化していく味を楽しむ」こと。
喫茶店や自家焙煎店でホットコーヒーを注文された際は、是非ゆっくりと味の変化を楽しんでみてください。
良質な珈琲豆を適切な焙煎、抽出で仕上げた液体は冷めれば冷めるほどに味の広がりと奥行きを楽しむことができます。
珈琲を口に含み、空を見上げるように顔を上げ、鼻から抜ける香りを楽しむのも一興です。
ちなみにお砂糖やミルクを途中で混ぜることも楽しみ方の一つだと思います。
「ブラックで飲むのが珈琲通だ!」とたまに耳にすることがありますが、さまざまな飲み方があって良いと私自身は思っています。
ある珈琲の本には「ブラックには素の美しさ。砂糖やミルクを加えたコーヒーには化粧した美しさがある」と書かれていた記憶があります。
ちなみに珈琲の勉強で東アフリカを訪れた際、現地の方はホットコーヒーに香草を浮かべて香りと味を楽しんでいましたよ。
ただひとつ注意が! まずはブラックを味わってから、ミルクやお砂糖を入れてくださいね。
そしてアイスコーヒー。言わずもがな暑い日はアイスコーヒーが飲みたくなりますよね。
当店のアイスコーヒーは約5時間かけて5人分の量をゆっくりと抽出し、一晩以上寝かせた「ダッチコーヒー」を提供しています。
清涼感とキレ、濃厚なコクと「口の中でさまざまな味と香りが広がる」独特な風味が実に印象的です。
コーヒーの粉を一晩水に浸してつくる「水出しアイスコーヒー」をご家庭でつくるのも良いかと思います。水出しアイスコーヒーは温めて飲んでも楽しめますのでおススメですよ。
ただし、使用する珈琲豆は焙煎されてから時間がたちすぎていない鮮度の良い豆を使ってくださいね。
スペシャルティコーヒーと呼ばれる風味特性に優れた豆を販売している店で珈琲豆を購入すれば苦味や酸味のその先にある「風味、甘味、うま味」の世界をきっと楽しめることでしょう。
みなさんの家のご近所にもきっと優れた「自家焙煎珈琲店」が存在していると思います。
「水出しアイスコーヒー作りたい」と告げれば、その日おすすめの珈琲豆を教えてくれるはず。
自家焙煎珈琲店を巡り、自分自身が好きな風味のホットコーヒーやアイスコーヒーを楽しむ・・・
この冬の楽しみに入れても良いのではないでしょうか☆
Tettoh Coffee
石川智史のコラム
・vol.3 HOT or ICED どちらがお好き?
・vol.2 OKINAWA COFFEE FESTIVAL
・vol.1 シングルとブレンドの違いとは?