本村ひろみ
2025年10月27日更新
こなれ感とか外しとかがポイント?|本村ひろみさんコラム
フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.130」

しばらくTシャツばかり着ていた気がする。
好きなアーティストのライブツアーTをはじめ、ネコ柄、干支に動物もの、ユニークなイラストのもの、無地で色物など、タンスのかなりのスペースをTシャツが占めている。以前はボタンダウンのオックスフォードシャツが好きで、夏場にはよく着ていたけど、今年の暑い日にはほとんど着なかった。理由は、たっぷり汗をかいてもすぐに洗濯できるから。Tシャツを着るのは夏だけには限らない。冬場にはロングTシャツのうえに重ね着したり、トレーナーの下に色付きのTシャツを着込んだりして襟元、袖先、裾からチョイ見せの差し色にしたり、チェック柄のネルシャツに重ね着したりと用途が多い。
「そんなファッションは昔からあるし、前からやっていたよ」って思うかもしれませんが、今の主流が圧倒的にカジュアルなスタイル。個人的にはジャストサイズだけではなく、大きめのサイズのものも増えた。LサイズのTシャツなんて以前は着なかったけど今は平気。ゆるーいシルエットと体にまとわりつかない風通しの良さがいい。
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先日、年末のお出かけ用にパンツスーツを作った。その時、「この頃はパンツばかりだよねー。」って言われて気付いた。そう、たしかに着なくなったワンピースやスカート、よそゆきのブラウスがある。お気に入りだからそのままにしているんだけど来年は着るのかな。

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クーラーに涼むつもりで新刊の並ぶ本屋さんへ。
「ヘビロテ確実な秋のワードローブ」という見出しが気になって雑誌を手に取った。

いつの頃からかワークウエアやスポーツウエアのブランドはお洒落の主流になっている。体操着のジャージも肩の力が抜けたイカしたファッションの定番になり、トラックパンツはスラックスの代わりになっている。“スポーティになり過ぎずシックに着られる”とか“落ち着いた配色ながら袖のラインがスポーティな気分を加速”などなど、いったいどっち?!とツッコミをいれながらパラパラとページをめくっていたら、目をひくコーディネートに手が止まった。ボリューム感のあるオレンジ色がアクセントのランニングシューズにオーバーサイズのクリーム色のスウエット上下。部屋着がオシャレ着にアップデートされている。「こなれた」や「はずしに」というワードが今どきのファッションのポイントらしい。
そんな装いがだらしなく見えないようにするには、姿勢よく、ボディラインもきちんとしていないといけませんね。ゆるいゴムのウエストでも、食べ過ぎてお腹いっぱいにならないように!

さぁファッションの秋到来です。
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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。














