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2024年2月29日更新

[沖縄・レシピ]春はデトックス&ダイエット|食べ過ぎタイプにモズク|うちなーむんでクスイムン⑧

[文・写真/宮國由紀江]
中医学では、春はデトックス&ダイエットに向いている季節だと考えます。食欲旺盛なタイプに「モズク」、むくみタイプに「黒米」がお薦めです。


 むくみタイプに黒米 

春は、これまでにたまった老廃物を吐き出すデトックスの季節。冬の寒さで奪われた体力を補って体の不調を整え、バランスを整えていく季節で、中医学ではダイエットに適していると考えます。

中医学的ダイエットは、原因を追究することが大事と考えます。痩せられない原因は人それぞれ。個々の体質や生活に合う方法でダイエットに挑戦してみませんか。

中医学では、人の体は「気」「血」「水」の三つの要素で構成されていると考えます。気は体を温め、代謝の力を生み出します。血は全身の栄養を供給します。水は血以外の液体(よだれ、胃液など)です。気によって血と水が巡り、全身に栄養を届けます。三つの要素が一つでも不足したり巡りが悪くなったりすると、代謝に影響し肥満につながると考えます。

今回は、肥満の中でもよく見られる2タイプを紹介します。

 

食欲旺盛、体力がある

「胃の熱タイプ」

ストレスなどで胃に熱がこもり、食欲旺盛となり体重が増えます。体力があるタイプ。すぐおなかがすく。口が渇く。冷たい物を好む。胸やけ。歯茎に腫れと出血がある。老廃物がたまりやすく、吹き出物が出やすい。女性の場合、色やにおいのあるおりものが出ます。

このような症状にお薦めの食材が「モズク」です。体にたまった老廃物や胃にこもった熱を取り除き、体の大掃除をして体をすっきりさせます。 

ほかに、胃の熱を取り、老廃物を取り除く食材として、ハトムギ・豆乳・豆腐・緑豆・アロエ・キャベツ・キュウリ・空心菜・ゴボウ・セロリ・タケノコ・ニガウリ・ヘチマなどがあります。

このタイプは、胃に熱を生む油ものや辛いもの、甘いもの、飲酒は避けた方がいいでしょう。


 

元気がない、むくむ

「気の不足タイプ」

ストレスや過労、睡眠不足によって気が不足し体の中を巡っている血・水が滞ると、代謝が悪くなり肥満につながります。

普段から疲れやすく、少し食べたらおなかが張る。あまり食欲がない。むくみやすい。といったぽっちゃりタイプは、気の不足から代謝が衰えていると考えられます。疲労回復や体力補充、食欲増進の効果のある「黒米」がお薦めです。

ほかに、気を高めて代謝をアップさせる食材として、米、赤米、米麹、ジャガイモ、山芋、キノコ類などがあります。

このタイプは、気を高める米などの炭水化物をしっかり取ることが大事です。炭水化物を抜くと、より気が不足してしまい、風邪をひきやすくなったり、老けて見えてしまうこともあります。

体質に合わないダイエット法は、体調に影響が出る可能性もあります。自分の体に注意を払い、体質に合う方法を取り入れることは、とても大切です。



\食欲旺盛なタイプに/

  モズクドレッシング  



●材料
ピーマン、パプリカ(赤・黄色)…各15g(約1/4個)
セロリ……………15g(約1/8本)
ラッキョウ………15g(約2~3個)
モズク…………………………450g
バルサミコ酢………………大さじ3
砂糖………………………………80g
酢………………………………150ml
しょうゆ………………………100ml
一味唐辛子……………お好みで適量

●作り方
1.野菜はすべて、さいの目切りにカットする。
2.モズクをハンドブレンダーで攪拌(かくはん)する
3.1と2と調味料を合わせてでき上がり。

※豆腐や温野菜、ソテーしたチキン などにかけて食べる。4~5日冷蔵保存可能。

●レシピのポイント!
老廃物を取り除くモズクは、積極的に取ってほしい食材です。モズクをたくさん食べられるドレッシングにしました。老廃物を取り除くモズクに、気を巡らせて老廃物を流す酢、ピーマン、セロリを加えてデトックスの力を高めています。

豆腐やチキン、野菜など淡泊な食材に合います。たっぷりかけて召し上がれ。


\疲れやすい、むくみタイプに/

 気を補う薬膳茶 



●材料
黒米……………………………100g
米………………………………100g
玄米……………………………100g
ハトムギ………………………100g
さんぴん茶……………………20g

●作り方
1.フライパンにさんぴん茶以外の食材を入れ中火で15分~20分ほど火にかけている。
2.1のあら熱をとり、さんぴん茶を混ぜる。
3.大さじ1杯で一人分。お湯を注いで飲む。

※通気性の良い場所で、密封容器に入れて保存する。常温で約1年保存可能。

●レシピのポイント!
気を補う黒米や米、玄米に、水を巡らせるハトムギ、気を巡らせるさんぴん茶を加えました。香りが良くおいしいですよ。

冷やし過ぎると代謝を上げる効果が半減するので、常温かホットで飲むのがお勧めです。


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1908号 2024年2月29日紙面から掲載」

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