スキルアップ
2023年6月22日更新
捨てずにリメークで生かす|意外と身近なSDGs ③
「環境から健康を考える会」エコットのSDGsチャレンジを紹介します。今回は、リメークを楽しむメンバーの美智子さんに工夫を聞きました。
傘カバーをリメークして、カバン用レインカバーに
ものを生かして作品に
私の作品作りは、公民館祭りでのサークルブースで、「食育を子どもたちにうまく伝える方法は…」と考えたときに、余り布やフェルトで赤・黄・緑の食育のお弁当を作ったのが始まりでした。思い入れがあって捨てられなかった着物や洋服を帽子やバッグなどに生かすことが、今では習慣になっていて、余り布も捨てず、何かに使えないかと常に考えます。バッグのレインカバーの作り方を、簡単に紹介します。骨の折れた傘を何かに使えないかと考えてできたものです。
①傘の生地部分を骨からきれいに外します。
②三角形の布が6枚(傘の骨が8本の場合は8枚)合わさった生地の真ん中をほどきます。てっぺんの部分を切って、2枚にします=下図。ほころびが出ないよう、切った布の端を縫います。
③2枚を重ねて、中央の取っ手部分は空けて、縫い合わせます。取っ手の間をとめるために、中央にスナップボタンを付けます。風でレインカバーがめくれないように、ボタンやループを取り付けます=下図。
自己流なので、アレンジを加えていただければと思います。テレビを見ながら縫っているのですが、近頃は手先を動かすことが楽しく感じるようになりました。イメージしていたものができた時の達成感はひとしおです。
物を生かすことで喜びが得られます。周囲から喜ばれたり、ほめられたりすると、リメークしていて良かったと思える日々です。
物を生かすことで喜びが得られます。周囲から喜ばれたり、ほめられたりすると、リメークしていて良かったと思える日々です。
ワンピースをリメークした帽子
文と写真/諸見みどり
「環境から健康を考える会」エコット代表。日々の生活の中でSDGsにチャレンジ中
『週刊ほ〜むぷらざ』意外と身近なSDGs
第1872号 2022年6月22日掲載
第1872号 2022年6月22日掲載