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2021年11月18日更新
[沖縄]会社でのコミュニケーション|読んで学ぶ! コミュニケーション⑦
部下の立場でのコミュニケーションのポイントを専門家のあらかき咲美さんが伝えます。
文・あらかき咲十美(印象美人コンサルタント)
パターン見分け 話し方の工夫を
【部下編(2)/報告、連絡、相談】前回は、上司が「情報や出来事の細かい部分を捉えるのが得意な詳細型」か「全体像を捉えるのが得意な全体型」なのかが分かると、報告や連絡の際に役立つとお伝えしました。今回はその見分け方を紹介します。
一番分かりやすいのは話の長さで判断することです。詳細型は、流れに沿って一つ一つ話すため話が長くなり、話が中断しても途切れた部分から話せるなどの特徴があります。一方、全体型は言葉が少ないため、話が短い。簡潔だが、細かい説明は少ない傾向にあります。したがって、全体型は詳細型の細かい説明にイライラしがち。反対に、詳細型は「全体型のざっくりとした説明では分かりづらい」と、いうズレが起きてしまいます。よって、相手のパターンに合わせて話すことで互いに心地いいコミュニケーションが取れるようになるのです。詳細型の上司への報告は、結論の後に、結論に至った経緯を伝えると良いでしょう。全体型の上司へは「結論+結論に至ったポイント」を手短に話すのがおすすめです。
ちなみに私は詳細型。全体型である夫から「今日何時に帰る?」と聞かれ「久しぶりに〇〇と△△に行くから…」と状況を伝えたくて詳しく説明。すると夫は「だから、何時に帰るの?」となります。一方、私は言葉が少なく、簡潔に説明する夫にイライラすることも。しかし、互いのパターンが違うと知り、心が楽になりました。ビジネスでは全体型の人への説明は、とても意識して言葉を選びます。相手に合わせた言葉選び・反応を実践したことで、よりコミュニケーションが楽しくなりました。皆さんは詳細型、全体型のどちらでしょうか。もしくは両方の特徴を持っているかもしれません。まずはご自身を知ることから始めてみては。
執筆者
あらかき・さとみ/印象とコミュニケーションの専門家。理論と実践で、「気付きを学びに変える力」「聴く・伝える力」を育てるトレーニングやコーチングを行う。県内の企業で人材育成研修の講師も務める。
■問い合わせ/090・9789・7899
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『週刊ほ〜むぷらざ』読んで学ぶ! コミュニケーション⑦
第1789号 2021年11月18日掲載