ソーミンタシヤー|パパッと琉球料理[1]|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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琉球料理

2020年5月7日更新

ソーミンタシヤー|パパッと琉球料理[1]

時間がかかりそうなイメージのある琉球料理だが、松本嘉代子さんは「時短で手軽にできるものも数多くありますよ」と話す。このコーナーでは、すぐにできる琉球料理の作り方とポイントを紹介します。

簡単!作りたてがおいしい ソーミンタシヤー


材料(2人分)
ソーミン(そうめん)2束、塩小さじ1/2、サラダ油(まぶすもの)小さじ2、サラダ油大さじ1、青ネギ適量

作り方
➀そうめんはたっぷりの熱湯にほぐして入れる。再び沸騰してきたら差し水をして、ザルに取って一気に水にさらし、水気を切っておく。



②塩とサラダ油をまぶしておく。※この段階でそうめんに味をつけておくのが目的。サラダ油をまぶすことで、麺と麺がくっつくのを防ぐ。



③青ネギは小口切りにする。鍋にサラダ油を熱し、そうめんを強火で手早く炒め、青ネギを散らし、混ぜて仕上げる。



【応用編 ソーミンプットゥルー】
ソーミンタシヤーの材料と手順2までは同じ。鍋にサラダ油を熱し、ゆでたそうめんを炒め、だしを半カップ(100ml)ほど加えて、さっと混ぜ合わせ、青ネギを加えて仕上げる。
★タシヤーよりもしっとりとして、のど越しが良い。

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が呼びかけられていますが、「ソーミンタシヤー」は、家にあるあり合わせの材料でできる料理。シンプルで手順は少ないのですが、意外に上手に作れない、と聞くことが多いメニューです。調理の一番のコツは、急いで作ること。ゆでてしばらく置いておくと麺がふやけたり、麺同士がくっついたりしてしまいます。ゆでた麺に塩とサラダ油をまぶしておくのもポイントです。そうめんチャンプルーと言われることも多いのですが、チャンプルーは豆腐と野菜を炒めたもののこと。タシヤーは炒めものという意味で、調理法からすると、ソーミンタシヤーです。ツナ缶やサバ缶を加えてアレンジしてもいいですよ。香辛料として、ヒハチも合います。できたてがおいしいので、温かいうちにいただきましょう。


まつもと・かよこ/松本料理学院学院長。新聞やメディアで琉球料理の継承について広く発信。県「琉球料理伝承人 琉球料理担い手育成講座」の指導に携わる。2019年、沖縄タイムス賞受賞

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県内書店で発売中の「松本嘉代子のイチから琉球料理」(松本嘉代子著)では、51のレシピを紹介。だしの取り方や調理器具など、琉球料理の基礎や作り方を詳しく載せている。1500円(税抜き)。問い合わせは、タイムス住宅新聞社098-862-1155へ。
 

毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1709号 2020年5月7日紙面から掲載」

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