ビューティー
2020年3月5日更新
スパイスで体調整える|心も体も健康にアーユルヴェーダ
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を、知念伽央梨さん(i‐PLANA代表)が紹介します。今回は、今の季節にお勧めなスパイスの使い方です。
せきにターメリック
前回のヒハツモドキの記事は多くの反響がありました。県産スパイス、ヒハツモドキに有益な効能があることを知っていただけたら幸いです。
アーユルヴェーダ発祥の地、インドはスパイス文化と言っても過言ではありません。スパイスの役割は二つ。日常食に使い、素材のうま味を引き出し美味にすること。そして体調不良(程度や症状にもよりますが)の際に、お薬として使えること、です。
せきや鼻水が気になるこの季節にお勧めの、ターメリックを使ったレシピをご紹介します。ターメリックはアーユルヴェーダでは「天然の抗生物質」とされ、春先の鼻水・鼻づまり・喉の痛み・せきなどの緩和にもお勧めです。
【知念流 ターメリックと季節の野菜で喉の痛み、せき・鼻水の緩和】
①レンコンは輪切りにして1分ほどゆでる。レンコンと大根をサイコロ状に切る。
②瓶に①を入れ、浸るくらいに生はちみつを入れる。
③岩塩、ターメリックをひとつまみ入れる。
④翌日、汁が出るのでスプーンでなめたり水で薄めて飲む。大根やレンコンは取り出して食べる。
※大根から汁が出るので、材料に対しやや大きめの瓶に入れてください。漬け続けると苦味が強く出るので大根とレンコンは翌日に取り出し、汁は2、3日で使い切ります。また、取り過ぎには注意しましょう。
大根をサイコロ状に切る
輪切りにしたレンコンをゆでる
レンコンをサイコロ状に切る。生はちみつ、岩塩、ターメリックを入れる
食事は心地良く
先日、西インドのマハーラーシュトラ州に行ってきました。滞在中、毎回スパイスのきいたお料理をいただきましたが、スパイシーな上、少々塩味が強く食べにくいという声もありました。
土地の食文化として塩味が強い、酸味が強いなどの特徴があります。訪ねる人は旅人ですから、口に合わないものはさりげなく控えて不満の言葉を発しない方が良いでしょう。アーユルヴェーダでは、文句を言いながらの食事は食べた物を消化しにくいと考えられています。
そばで聞いている方が不快に思うと、その方の消化力まで落としてしまいます。
アーユルヴェーダ的な食のマナーには、「消化力」を高めることが根底にあります。
インフォメーション
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3回講座 2万円(税込み)
場所:那覇市、北中城村、名護市
お問い合わせ:090-1946-9030
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
メール/i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp
心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは「シニアウエーブ」と「週刊ほ~むぷらざ」の連動企画。次回は2020年4月2日(木)のほ〜むぷらざに掲載。