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2019年11月16日更新

冷えや乾燥の季節にオイルケア|心も体も健康にアーユルヴェーダ

5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を、知念伽央梨さん(i‐PLANA代表)が紹介します。今回は、冬に取り入れたいセルフマッサージについてです。

月経中、妊娠中、発熱時、病気治療中はマッサージを避けましょう。灼熱(しゃくねつ)感、更年期のホットフラッシュがある方は、温性のゴマ油より、冷性のココナツ油、オリーブ油が合います

 


太白ゴマ油を使って

少しずつ肌寒くなってきましたね。

アーユルヴェーダでは、季節に合わせたトリートメント法があると考えられています。冬にお勧めしたいのは、温性の性質を持つゴマ油の「アビヤンガ」。アビヤンガとは「お母さんの温かい手」という意味がある、全身オイルトリートメントのことです。

冷え、乾燥、肩コリ、腰痛、不眠、便秘などを軽減し、体をポカポカ温めて心地良い状態に導いてくれます。

連載でもよくご紹介していますが、ゴマ油は熱処理をします。太白ゴマ油を鍋に入れ約100度まで熱して自然に冷まします。

これをキュアリングと言い、ゴマ油に含まれるセサモリンが、加熱することによりセサモールという成分に変わり抗酸化力が増します。そのためアンチエイジングが期待でき、安定性も高まり、約半年も使うことができます。一度熱処理したゴマ油は皮膚からの吸収が良く、体内組織の細部にまで浸透しやすいと考えられています。温性という性質を持っていますから、体を芯から温めてくれます。

全身に塗り、ヨガや気功など運動をしたり、入浴で発汗すると体内の循環を良くし、老廃物の排せつを促してくれます。

ただし、熱処理後、瓶に詰めたら必ずふたをし、直射日光を避けること。室内環境によっては酸化が早まります。色や香りに気になる変化があれば、使用をやめましょう。

ほかに、このゴマ油を使い、ヘッドマッサージやお顔のトリートメント、耳・鼻・口のケアができます。うまく睡眠が取れない場合は、足の裏にゴマ油を塗って優しくさすったり、もんだりするとよいですよ。よく拭き取らないと転倒の原因になるので気をつけてくださいね。

油質を含む作りたての食事や白湯をとることも大事です。家庭でできるセルフケアで、寒い冬を元気に過ごしたいものですね。
 


太白ゴマ油は、スーパーで購入できる。焙煎していない白ゴマ油で、色も香りもほとんどない



インフォメーション

 沖縄統合医療学会特別講演会 ぬちフェス 「日本の将来におけるアーユルヴェーダの予防医学としての可能性」をテーマに講演
日時:11月17日(日)午後2時〜2時50分 
場所:沖縄統合医療学院(浦添市伊祖4-1-19)
予約:090-9887-4043(担当:阿波連)
※午前11時~午後4時に出店。体質チェック、ヘッドマッサージ、バーダアビヤンガコーナーを設ける。

株式会社 i-PLANA 代表 知念伽央梨さん ・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner ・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー



i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
メール/i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp


心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは「シニアウエーブ」と「週刊ほ~むぷらざ」の連動企画。次回は2019年12月5日(木)の週刊ほ~むぷらざに掲載。

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