ビューティー
2019年11月28日更新
秋冬はクリームをプラスして|美makeup
[美makeup]執筆/板谷さち(資生堂ジャパン(株)沖縄オフィス)
本州では冬の便りが各地に訪れる季節です。ここ沖縄は、1年の中でも気候が安定するので、お肌にとっていい時季といえます。肌状態は比較的安定しやすくなり、お手入れを頑張った分だけ効果も実感しやすくなるタイミング。まさに今が紫外線ダメージを回復させながら肌の状態を向上させるチャンスです。さらに寒さの本番となる前の今こそ肌の基礎体力をつけダメージを受けにくい状態に整えておくことも重要です。
気になることに合わせてチョイス
そんな季節にお勧めなのが、クリームです。種類が豊富なので、ご自身のライフスタイルや肌状態にあったクリーム選びをしましょう。
乾燥が気になるなら保湿力が高いもの、ベタつくのが苦手な人はサラっとした感触のものを。日中オフィスで空調の影響を受ける人は、夜だけでなく朝も使えるものがいいでしょう。また、クリームには保湿だけでなく肌全体の働きを高める効果を持ち合わせている高機能タイプのものもあります。何を一番に優先にするかを、選ぶポイントにしてみてください。
最近はシンプルケアの代表格でもあるオールインワンタイプのクリームもありますが、季節の変化と共に物足りなさを感じる方も増えてきます。そんな時はさらなる保湿のために、化粧水や美容液を加えて使用する方法もおすすめです。
楽してキレイに
クリームには、①肌表面を密封し潤いを持続させる②乳液などクリームの前に使ったアイテムのなじみを良くする③肌を健やかに保つ、などの働きがあります。
朝晩に冷えを感じるこの時期は、寝ている間、布団から出ている顔は冷え、皮ふ温が低下し血流が低下します。血液循環が悪くなると栄養が行き渡りにくくなり、肌の不調を引き起こします。クリームには密封効果があるため、顔の上に1枚ベールができたように肌を保湿します。さらに美肌成分を与え、生き生きとした印象に導いてくれます。
これから年末年始に向けて忙しくなる方も多いと思います。そんな時はお手入れが簡素化しがちになりますよね。忙しい女性こそ、いつものお手入れに効果的なクリームをプラスしてみてはいかが。限られた時間の中で、楽してきれいになりましょう。
クリームでマッサージ
STEP1
クリームを多めに顔全体にのばして、らせんを描きながら頬を持ち上げるようにもみほぐします(3回)。
STEP2
ほうれい線を横にのばすようにして、斜め上に向かって引き上げます(6回)。
STEP3
フェースラインの部分からこめかみまで引き上げます(6回)。最後にこめかみを押します。
※筋肉を動かすように、適度な力加減で行うことがポイントです。指が滑りにくくなったら、クリームを足してください。
『メーク・お肌のお悩み募集』
メーク、お肌の疑問・お悩みをお寄せください。プロが答えます!
『週刊ほ〜むぷらざ』美makeup
第1687号 2019年11月28日掲載 毎月第2、第4週に掲載