ビューティー
2025年8月28日更新
10年以上前に交通事故で顔面神経麻痺になってしまいました。何か良い治療方法はありますか?|はじめての美容医療⑰
当山拓也氏(とうやまたくや) 当山美容形成外科 院長
美容医療に関する疑問、質問、あなたのお悩みにお応えします。
Q1 顔面神経麻痺とは?
A 顔面神経は、顔の表情を作る筋肉(表情筋)を動かす運動神経です。よく「顔面神経痛」と誤解されることがありますが、顔面神経そのものが痛みを引き起こすことはありません。この神経が損傷すると、おでこを動かすのが難しくなったり、目を閉じにくくなったりします。また、口元が動かしにくくなるため、笑顔が作りにくくなることもあります。
Q2 どんな原因がありますか?
A 顔面神経麻痺の多くは、ベル麻痺と呼ばれるウイルス感染が原因とされています。ただし、明確な原因が分からないことも少なくありません。その他の原因としては、交通事故や手術による外的損傷などがあります。
Q3 どんな治療方法がありますか?
A 発症から間もない段階では、薬物療法が効果を発揮することが多く、保存的治療によって改善が期待できます。しかし、発症から1年以上経過しても症状が改善しない場合、外科的治療を検討する必要があります。
顔面神経麻痺の外科的治療にはさまざまな方法があり、専門的な診断と治療が求められます。そのため、形成外科を受診することをお勧めします。
Q4 「顔面痙攣」もあると聞きました。
A 顔面神経麻痺と似た病態として「顔面痙攣」があります。これは、目がピクピクする、目の開閉がうまくできないなどの症状が現れ、不快感を伴います。この病気は、脳から筋肉への指令が正常に伝わらず、痙攣が生じるものです。治療として、ボトックス注射を用いることで症状の改善が可能です。
Q5 治療は保険適用になりますか?
A 顔面神経麻痺および顔面痙攣のどちらも治療が可能であり、多くの場合、保険診療の対象となります。形成外科では、症状に応じた最適な治療方法を提案しています。これらの症状でお困りの方は、お近くの形成外科で相談されることをお勧めします。
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教えてくれたのは
当山拓也 氏(とうやまたくや)
当山美容形成外科 院長
『週刊ほ〜むぷらざ』はじめての美容医療
第1985号 2025年8月28日掲載