ビューティー
2019年8月31日更新
夏の終わりのセルフケア|心も体も健康にアーユルヴェーダ
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を基に、スパを経営する株式会社i‐PLANA代表の知念伽央梨さんが、その理論を紹介します。
暑い日差しがようやくやわらいできました。9月になると少しずつ涼しい風が吹き、気持ち良いですね。さて、みなさんは夏をどのように過ごされましたか?
私は日焼け止めが苦手で毎年、夏の終わりに鏡を見ては「ああ、日焼け止めを塗ればよかった」と反省します。
アーユルヴェーダでは夏は体力、消化力、免疫を低下せさてしまうと考えられています。
しかし、アーユルヴェーダには秘密のケアがあります。みなさんに、少しその秘密をお伝えしますね!
まず、日に焼けたら鎮静することが大事です。一般的にはアロエを肌に塗ると良いと言いますが、体質・肌質によってはアロエはチクチクヒリヒリと肌を傷めてしまい、トラブルを起こすこともありますからお気をつけて。
私がよく使うのはギーやココナツオイル、アーマラキーというハーブです。アーユルヴェーダで考える属性はどちらも「冷性」です。お肌の火照りが鎮まり、熱によるトラブルを防いでくれます。
髪の毛の乾燥にはハーブのヘアパックが最適です。ことしは冷性のハーブ、ヘナ、アーマラキー、ニーム、白檀、ハイビスカス、ミントなどを使い、香りやヒンヤリ感を楽しめるシャンプーやヘアパックを作り、楽しみました。
多くのハーブは外用または飲食用として使えますが、飲食に使う場合、アーユルヴェーダでは体質・その時の身体や精神の状態・季節などを考えて慎重に摂ります。オーガニックや100%ナチュラルなものでもすべての方に合うことはありませんから、違和感を感じたら直ちにやめましょう。
植物を育ててハーブティーにしたり花瓶に挿して、清涼感、季節感のある暮らしはすてきですね。
暑さを鎮める味に苦味(ゴーヤーなど)、甘味(スイカなど)があります。塩味、酸味、辛味は熱を上げますから摂りすぎ注意!
体と心が喜ぶ生活を送り、次の季節を迎える準備をいたしましょう。
脳のトリートメント「シロダーラ」は、夏の疲れを癒やすのにぴったり
ミントは冷性で夏向き
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
メール/i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp
心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは「シニアウエーブ」と「週刊ほ~むぷらざ」の連動企画。次回は2019年9月5日(木)のほ~むぷらざに掲載。