ビューティー
2019年6月6日更新
講座で生徒から学ぶこと|心も体も健康にアーユルヴェーダ
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を基に、スパを経営する株式会社i‐PLANA代表の知念伽央梨さんが、その理論を紹介します。
先日、「タイムスカルチャースクール」にご参加された方々に多くのことを学びました。
北は名護市、南は豊見城市から。実はこれまでに比べると参加者の年齢層がやや高めで、一番上の方は高良健二さん(89)でした。車の免許は返納されたそうでバスに乗って通っていらっしゃるほどお元気です。
定年退職後は自宅近くに所有する農地でさまざまな野菜を作り、朝夕は畑作業、暑い昼間は自宅でゆっくり過ごされているそうです。暑い夏は体力、抵抗力が低下し消化力まで落ちるとアーユルヴェーダでは考えられていて、運動でもあまり無理をしないことをお勧めしていますから、まさにアーユルヴェーダ的な体の休め方をされていらっしゃいます。
アーユルヴェーダでは基本的には昼寝は勧めていませんが、小さなお子さん、ご高齢の方、妊娠されている方、非常に疲労している方は昼寝をしても良いと古典書に記されていますから、仮眠をとるのもよいですね。
高良さんから「早朝起床」「腹八分の食事」「日々、運動(農作業など)をする」など、お母さまからの教えを伺い、私を含め皆さん耳を傾け良い時間になりました。
また、同じ講義で記憶力を高めると言われる「つぼ草」のお話をしたところ、お庭につぼ草が生えているという方がいらっしゃいました。その方はほぼ毎回、たくさんの生き生きとした根っこ付きのつぼ草を、参加者全員に持ってきてくださいました。みなさん大事に持ち帰り、それぞれのお庭やプランターで育てていらっしゃる様子。これぞ思いやりの学問、アーユルヴェーダです。
みなさんの爽やかな笑顔がとても美しく有意義な時間を過ごさせていただきました。
次回のタイムスカルチャースクールは2019年7月スタートです。日々の生活を楽しめるアーユルヴェーダの知恵をご紹介します。
高良さんの畑を訪ねました
講座の様子
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
メール/i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp
心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは季刊「SeniorWave(シニアウエ~ブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。次回は2019年7月4日(木)のほ〜むぷらざに掲載。