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2019年4月4日更新

アーユルヴェーダと統合医療の共通点―予防とセルフケアを重視|心も体も健康にアーユルヴェーダ【特別編】

WHO(世界保健機関)に認証された世界最古の伝承医学アーユルヴェーダ。5000年にわたり受け継がれてきた内容や実践方法について、県内でスクールやスパを経営するi-PLANA(アイプラーナ)代表の知念伽央梨さんが紹介します。2019年4月と5月は、知念さんが講師を務める沖縄統合医療学院の名誉学院長の高橋研一さんと対談。今回はアーユルヴェーダと統合医療の共通点、同学院で開かれる講座を取り上げます。


「病気を予防し、健康でいるためにはセルフケアが大切」と話す知念さん(左)と高橋さん 

対談・伝統医療の知恵で健康守る

高橋
私は西洋医学における解剖学を学んでいましたが、統合医療と関わり始めたのは今から13~14年ほど前。統合医療はアメリカで提唱され、西洋医学では足りない分野をアーユルヴェーダなどの伝統医療や民間医療で補い、健康を守ろうというものです。

知念
アーユルヴェーダには5000年の歴史があり、最近では医療分野での科学的根拠となるエビデンスが示され、「古くて新しい医学」だと私は考えています。統合医療にも以前から関心があり、昨年から沖縄統合医療学院で講座を担当させていただき、ご縁を感じています。
統合医療とアーユルヴェーダの間には、予防やセルフケアを重視しているという共通点があります。アーユルヴェーダでも提唱する「早寝、早起き、腹八分」といった昔からの習慣が予防につながっています。

高橋
そもそも統合医療の基本は「予防」。日本統合医療学会の基本は「セルフケア」です。セルフケアのために民間医療や代替医療、西洋医学を組み合わせたものが統合医療といえます。そして、「統合医療」の冠が付いた学校というのは国内でここだけです。
セルフケアを重視するアーユルヴェーダについて学生に話してほしいと、知念さんを講師にお招きしました。アーユルヴェーダが5000年も続いていることに意味があると知ってほしいのです。

知念
アーユルヴェーダの発祥の地、インドは沖縄とつながりがあります。トウガンやゴーヤー、黒糖や織物の製法など、インドから中国や東南アジアなどを渡ってきたと言われています。また、共通する習慣や言葉、植物があり、そこで伝えられてきたアーユルヴェーダも沖縄の人になじみやすいのではないかと考えています。

沖縄統合医療学院で講

高橋
確かにアーユルヴェーダは沖縄の人になじみやすいと思います。昨年、当学院で短期講座を開講したところ、定員がすぐに埋まりました。
講座の目的は、学生に統合医療に関連する多くの知識を得る場を提供することによって、就職などにプラスになると考えたからです。一般の方も受講できるので、ぜひ、学院に問い合わせていただきたいですね。

知念
私も統合医療を専門に学習する学生の皆さんだからこそ学んでほしいと思っていました。受講後のアンケートで「勉強になった」という言葉を多くもらい、本当にうれしかったです。今年も講座を開くことができ、どのような皆さまが受講されるのか、とても楽しみです。

※対談後編は、アーユルヴェーダの特徴や、統合医療が注目されている理由などを紹介します。
 

知念伽央梨(ちねん・かおり)さん=写真左。株式会社i ‐ PLANA代表。米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur VedicMedicinePractitioner 、日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー。

高橋研一(たかはし・けんいち)さん=写真右。1946年ブラジル生まれ。金沢大学大学院博士課程修了。大阪大学医学部の解剖学部助手、大阪府立看護大学医療技術短期大学部教授などを経て、2011年沖縄統合医療学院学院長、16年同学院名誉学院長に就任。



インフォメーション

沖縄統合医療学院(OCIM)認定講座のアーユルヴェーダ短期講座の受講料、定員等の詳細については同学院に問い合わせ。申し込み締め切りは2019年4月30日(火)。0120‐873‐104



i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
メール/i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp


心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは季刊「SeniorWave(シニアウエ~ブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。次回は2019年5月のシニアウエ~ブに掲載。

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