ビューティー
2018年10月4日更新
熱を鎮めて秋を楽しもう|心も体も健康にアーユルヴェーダ
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を基に、スパを経営する株式会社i‐PLANA代表の知念伽央梨さんが、その理論を紹介します。今回は秋の過ごし方を取り上げます。
秋の風が吹き、運動会シーズンたけなわですね。娘が通う小学校では運動会が午前中になり、お弁当が無くなりました。なんて楽なんだろう!と小躍りしましたが、今年もとなると少し寂しい気になりました。いろいろなことが人々の暮らし方によって変わっていく時代です。それによって利点もあるわけですから、ポジティブに受けとめていく姿勢を持ちたいですね。
さて、数千年前から何も変わらないのがアーユルヴェーダです。人々の暮らし方が変わろうと、住む国が変わろうと、基本は何も変わりません。そのアーユルヴェーダがすすめる「秋の過ごし方」をご紹介したいと思います。
夏の暑さによって蓄積された熱のエネルギーは体内に残り、秋に乱れることがあります。熱のエネルギーが夏から秋にかけて増大し、悪化するとアーユルヴェーダでは考えられています。
夏が特に苦手な暑がりの体質の方は、注意が必要です。暑さでイライラする等の感情は、皮膚に湿疹として現れたり、感情的な言葉として時にまわりの方を傷つけてしまうことも。
それを避けるには、秋は、涼しい格好で月を眺めたり、おいしい季節の果物を楽しみましょう。月を眺める事や、甘く汁気のあるナシやブドウは、熱のエネルギーを鎮静してくれます。白髪染めで有名なヘナも冷性で余分な熱をとるには最適。沖縄では紅葉は見られませんが、自然の中に出かけていき、秋の訪れを探してみるのも良いですね。
逆に、暴飲暴食(特に冷たい飲食物)を繰り返すと消化力が低下し、未消化物が残ってしまいます。
アーユルヴェーダは、「時と場と量」を大事に考えます。食事で考えると、「時」は本当におなかがすいているか。「場」は理想はきちんと座り落ち着いて食事をとれる場所。「量」が適量か、です。
食事に限らず、どの場面でも当てはめてみると、自分に見合ったちょうど良い状態が分かる目安になります。
月を眺めたり、ブドウやナシなどの果物を食べて、蓄積された熱を鎮めましょう
インフォメーション
◆アーユルヴェーダ学会認定初級講座(セルフケアアドバイザー資格)
開講/12月開講、全55時間
受講料/14万8000円(分割 払い可)
説明会 随時開催
講師/アーユルヴェーダ医師・浅貝賢司、栄養療法主宰・崎浜キヌ、知念伽央梨
◆ヘナ体験
1500円(通常3780円~)
◆シロダーラセラピストコース
※詳細はお問い合わせください。
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
090-1946-9030
メール/i-plana-okinawa@ked.biglobe.ne.jp
心も体も健康にアーユルヴェーダ
本コーナーは季刊「SeniorWave(シニアウエ~ブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。次回は11月のシニアウエ〜ブに掲載。