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2020年12月3日更新

お酒はほろ酔い良い雰囲気で|心も体も健康にアーユルヴェーダ

5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は、お酒の飲み方についてです。

部屋を整えて飲む

ワインがおいしい季節がやってきました。アーユルヴェーダではお酒として、キビ酒や穀物酒を薦めています。また、有益な食べ物の一つとしてブドウを挙げ、ブドウからできた赤ワインも体質に合わせて薦めています。ぜひ注目していただきたいのが、「お酒の飲み方」で、段階があると考えられています。

【第1段階】
ほろ酔いの状態。気分・声色が良く歌い踊りたくなる。ほんのり顔が赤らむ。意識ははっきりしている。

【第2段階】
言うべきでないことを言ってしまう。善しあしの判断がつかなくなる。感情のコントロールができない。衝動的な行動を起こしてしまう。

【第3段階】
意識や感覚が鈍くなり、寝入ってしまう。
お酒は「百薬の長」と言われますが、アーユルヴェーダでは飲み方次第で薬にも毒にもなり、規則を守って飲む場合のみ良い効果を得られると考えられています。飲み過ぎると「知性、判断力、記憶力、忍耐力を失う」といいます。

お酒の席にはさまざまな場面があると思いますが、できるだけ気が合う人と飲むことや、その場所には花が飾られているなど、良い雰囲気の中で飲むことをアーユルヴェーダでは勧めています。

それとは逆に消化不良時やひどく疲れている、排せつを我慢しながら、など体調が良くない時や、怒り・イライラする、などの気持ちが不安定な時にはお酒を控えましょう。習慣になるとお酒に依存してしまい、飲む量や頻度が増える可能性があります。

体や精神に不調が出てしまわないように、お酒は第1段階、つまり「ほろ酔い程度」で切りあげることをアーユルヴェーダではお勧めしていますよ。


アーユルヴェーダでは、金や銀、ガラス製のグラスを薦めていますが、時には写真のように琉球漆器のグラスでワインを楽しんでいます。豆のサラダ=写真下=をおつまみに


ワインに合うおつまみ「ギーをかけた豆のサラダ」
アーユルヴェーダではお酒は体を乾燥させ、熱を上げるといいます。油質のあるものを取りながらお酒を楽しみましょう。

(1)ムング豆(緑豆)を水につけ、軟らかくなるまでゆでる。好みの野 菜を軽くゆでておく。
(2)鶏肉(ムネ肉、ささみなど)をゆで、食べやすい大きさに切る。
(3)岩塩とコショウで味を調える。
(4)ギーを好みでかけていただく。

※「ギー」とは無塩バターを加熱し、水分やタンパク質を取り除いた純粋バター。食用油の中で最も有益で、記憶力、視力、若さを保つとされる。



インフォメーション

・好評につきアビヤンガ
2万8500円→1万円(税別) ※12月27日まで
体質チェックをし、体に合うオイルを温めて全身にトリートメント=上写真=後、ハーバルスチームバス=した写真=で発汗。アビヤンガには、お母さんの温かな手という意味がある。体内の老廃物を体外に排出することを促し、硬直した筋肉をしなやかに。高ぶっている神経を緩和し古典では目にも良いと記されている。



株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー


i-PLANA(アイプラーナ)
080-6495-6549
メール/iplana.ayurveda@gmail.com

心も体も健康にアーユルヴェーダ
 


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1739号 2020年12月3日紙面から掲載」

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